Product Details
ISBN 10 : 4760821953
Content Description
メンタルヘルス援助要請の研究動向と臨床実践の成果をまとめた集大成。スクールカウンセラーの事例を通して援助要請の理論と支援のつながりへの理解を深める演習も収録。
目次より
序文 ――刊行に寄せて 水野治久
はじめに
第1章 「相談」を知りたい ―援助要請の実態と理論―
第1節 「相談」とは何か(定義)
第2節 どのくらい相談しないのか(実態)
第3節 なぜ相談しないのか(理論)
第4節 相談すればよいのか(是非)
第5節 「相談」の何を考えるのか
第2章 「相談」を測りたい ―援助要請の測定尺度―
第1節 何を測るのか(概念)
第2節 どのように測るのか(尺度)
第3節 適切に測るにはどうするか(測定特性)
第4節 質問紙法以外でどのように測るのか(測定方法)
第5節 「相談」を細かく分けると何が良いのか
第3章 「相談」を支援したい―援助要請に焦点を当てたカウンセリング―
第1節 どのように「相談」を促すのか
第2節 どのくらい効果があるのか
第3節 援助要請への予防的介入の課題は何か
第4節 相談しない個人をどのように支援するのか
第5節 「困っていない」人をどう支援するか
第6節 「助けてほしいと思わない」人をどう支援するか
第7節 「『助けて』と言えない」人をどう支援するか
第8節 「相談」を支援するとはどういうことか
第4章 「相談」を再考したい ―援助要請の検討課題―
第1節 相談「させる」のはよいことか
第2節 相談しやすい環境とは何か(help-seeking friendly society)
第3節 人間にとって「相談」とは何か(援助要請の生涯発達)
第4節 「相談」をよりよく知るには何が必要か
事例演習
1.事例演習の説明
2.事例演習1(コミュニティ・アプローチ)と解説
3.事例演習2(Q&A形式の心理教育)と解説
4.事例演習3(コンサルテーション)と解説
5.事例演習4(カウンセリング)と解説
6.事例演習5(支援者の価値観の問い直し)と解説
引用文献
援助要請研究が創り出す未来――おわりにかえて
【著者紹介】
本田真大 : 北海道教育大学函館校 教授。博士(心理学)、公認心理師、臨床心理士、学校心理士スーパーバイザー、認定行動療法士。筑波大学大学院一貫制博士課程人間総合科学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、北海道教育大学函館校専任講師、同准教授を経て2025年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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