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「南回帰線」物語

本田康典

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801009370
ISBN 10 : 4801009379
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新しいヘンリー・ミラー。ネルヴァル、ニーチェ、ベルクソン、ロレンス、バルザック、ロマン・ロラン、ヘッセ、そしてブラヴァツキー夫人の諸著作との対話のなかで次第に自己の探究、アポテオシス(人間の神化)の探究へと向かうミラーの姿を、『南回帰線』はもちろん、公刊・未公刊の諸作品、資料からノート、メモ、書簡の類までをも博捜しつつ活写する。従来のミラー像を覆し、未聞のミラー像を提示する。

目次 : 第一章 『南回帰線』の主題はなにか?/ 第二章 ブリキのヘンリー・ミラー―〈肉〉から〈からだ〉への推移/ 第三章 『南回帰線』の執筆が開始されたのはいつか?/ 第四章 ジェラール・ド・ネルヴァルとヘンリー・ミラー―『オーレリア』と『南回帰線』…「彼女」の変身/ 第五章 『南回帰線』という題名と古代星学―蟹座、山羊座、竜座をめぐって/ 第六章 「ニーチェの再来」としてのヘンリー・ミラー/ 第七章 最初の作品『切断された翼』をめぐって/ 第八章 怪力無双のサムソン・ラッカワナとしてのヘンリー・ミラー/ 第九章 自己としての「幸福な岩」、あるいはアポテオシスを主張するヘンリー・ミラー/ 第十章 ヘンリー・ミラーのD・H・ロレンス批判―個性化の実現・成就/ 第十一章 ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー夫人とヘンリー・ミラー―『沈黙の声』と『南回帰線』/ 第十二章 アメリカのバルザックとしてのヘンリー・ミラー/ 第十三章 ヘンリー・ミラーにおけるロマン・ロランとヘルマン・ヘッセ―知られざるキリスト/ 第十四章 ウェスタン・ユニオン電信会社退職後のヘンリー・ミラー/ 終章 ノーベル文学賞を目指したヘンリー・ミラー

【著者紹介】
本田康典 : 1938年、熊本市に生まれる。早稲田大学大学院修士課程修了。宮城学院女子大学名誉教授。専攻、二十世紀英米小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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