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広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。

本田哲也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799315255
ISBN 10 : 4799315250
Format
Books
Release Date
July/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『アナと雪の女王』は、なぜ1000万人を動かしたのか?
LINEは、なぜ4億ユーザーの心をつかんだのか?
誤発注されたプリンは、なぜ完売したのか?

“戦略PR"の第一人者とLINE大ブレイクの仕掛人が考える
「情報爆発・消費者主導の時代に、人はどうすれば動くのか?」

「テレビや新聞に広告を打てば、自社商品やサービスはもっと売れるのに! 」
「ソーシャルメディアでクチコミを巻き起こせばヒット間違いなし! 」
「広告宣伝費を使ってキャンペーンを張れば、知名度は確実に高められる」

そんな期待を持っている人がいたら、そうしたことはいったんあきらめたほうがいいかもしれません。

インターネットの普及などにより流通する情報量が爆発的に増える一方、
生活者はネットやHDDレコーダーなどを活用し、自分で情報を選択するようになっています。
そんななか、旧来のマス広告やメディア露出では、昨今、人は動かなくなっています。

本書では、企業発信の情報よりも、売るための世論=空気をつくることが大事と説く『戦略PR』が
ベストセラーとなった本田哲也氏と、数々のメディア立上げに携わり、現在大ブレイク中の
コミュニケーションアプリLINE仕掛人としても知られる“メディア野郎"田端信太郎氏がタッグを結成。
大々的な広告キャンペーンやメディア展開をせずに人を動かすことに成功した事例を、
1000人、1万人、10万人、100万人、1000万人、1億人、10億人と、スケールごとに分析。
生協のプリン誤発注からアナと雪の女王、LINEまで、そのヒットの秘密を探っていきます。

広告・メディア業界人はもちろん、企業経営者、マーケティング担当者も必読の一冊。

「人を動かせない時代」に「人を動かす」ヒントがここにある!

出版社コメント
おそらく、本書を手にとった人は、広告やメディアを使って
自社製品やサービスをアピールしたい、たくさんの人を集め行動を促したい――
そんなふうに思ってこの本を手にしたはずだ。

タイトルどおりに「あきらめなさい」と言われて、その通りだと思える人は、
実際に本を手にとって、読み進めることはしないだろう。
ページを開き、この序文を読みだしたあなたは、広告やメディアで人を動かしたり、
モノを売ったりするにはどうすればいいのだろうかと、あきらめきれずに考えているはずだ。

しかし、はじめに断言しておく。

テレビや新聞・雑誌といったマスメディアに取り上げられることや、
大量の出費をして多くの広告枠を買うこと、それ自体によって
人を動かせると思ったら、それはもはや過去の考え方だ。
そうしたことは、もうあきらめたほうがいい。

流行の新概念のベールをまとい、カタカナ言葉とともに小難しく語られる
「×××マーケティング」の類いが、魔法のような御利益をもたらすと
期待することもあきらめたほうがいい。

そして、人間心理の本質への共感や洞察もなく、
まるでアリバイづくりのように日々ローンチされ続ける「新製品」から
大ヒットが生まれるというような期待を持つこともあきらめたほうがいい。

筆者は、広告やマーケティングを通じて人を動かそうとすることに関して、
表面的なテクニックに関する議論ばかりが溢れかえり、
小学生でもわかるような「本質」論がおざなりにされていることに、
強い懸念を抱いている。

(田端信太郎「まえがきにかえて」より一部抜粋)

【著者紹介】
本田哲也 : ブルーカレント・ジャパン代表取締役社長。戦略PRプランナー。世界トップ3のPR会社、米フライシュマン・ヒラード上級副社長兼シニアパートナー。1970年生まれ。セガの海外事業部を経て、1999年、フライシュマン・ヒラード日本法人に入社。2006年、グループ内起業でブルーカレント・ジャパンを設立し代表に就任。2009年に『戦略PR』(アスキー新書)を上梓し、広告業界にPRブームを巻き起こす。国内外の大手メーカーなどを中心に、戦略PRの実績多数

田端信太郎 : LINE株式会社上級執行役員法人ビジネス担当。1975年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。株式会社リクルートにてフリーマガジン「R25」の立上げを行う。2005年、株式会社ライブドアに入社。ライブドアニュースの責任者を経て執行役員メディア事業部長となり、ライブドアのメディア事業の再生をリード。2012年、NHN Japan株式会社(2013年LINE株式会社に商号変更)執行役員に就任。広告事業部門を統括。2014年、上級執行役員法人ビジネス担当に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とも

    オーディオブック。 最後の三分聞けばわかる感じ。 あきらめることと諦めないこと。 ゴルフのたとえが分かりやすかった。 人数の規模によって使うクラブを考える。適切なクラブを適切な時期に効率的に使う。ロングコースで最初からパターは使わない。技を組みあわせて作戦を練る、

  • ニッポニア

    時代の転換、広告、メディアに頼るのはもう古い、のでしょうか。以下メモ。人を動かすには自発的な行動を促す何かが必要。千人くらいだとピュアな情熱だけでも人を動かせるが、ネガティブなものが透けた瞬間、動かなくなる。1万人、人間の根源的な欲求や本能に訴える、コミュニティ形成を構造化する、全託の連帯感を醸し出す。年間8億売り上げるカリスマ添乗員。10万人、共犯意識を高める、自分ではない誰かが作るストーリーがある。1日に4000回も広告メッセージを浴びている。専門家の限界を乗り越えるのは素人の勇気。

  • おばけりんご

    題名が刺激的でありますが、中に書いてある事は真っ当です。今までの通り全ての商品を宣伝する媒体にテレビや広告が向いている訳ではないという事を動かせる人数と具体的な事例を組み合わせて説明しています。売りたい商品のターゲット層を丁寧に見極めて媒体を選ばないといけないんですね。上げられている事例が個性的で面白かったです。バルス祭りは参加しました(笑)。誤発注商法は、同じ様な感想を持っている人がいて安心しました。新規部署や商品開発部、ベンチャー企業にお勤めの方々にお勧めです

  • 進十九@雰囲気重視

    ムーブメントがいかにして起こるか・起こすかを解説してくれる本。1000人から始まり10億人まで。興味深い事例でわかりやすく紹介されている。感じたのは、人を動かすには情と熱気。「やらなきゃ」「やってあげたい」という気持ちと、祭りのような熱が合わさると、大勢の人が動き出す。現代は、インターネットやSNSのおかげで容易に臨界点を超える。ただし、そうなるには商品やサービス、その出来事に魅力がなければならない。Twitterでつぶやいたり公式LINEを作るだけでは、ムーブメントを起こすことはできない。(続く)

  • まどもあぜる

    10,000人、100,000人から1億人までの人を動かすプロモーション?PRにはどうな条件があって成立しているか。一方的ではなく、生活者側が楽しかったり、使命感だったり、委ねられる部分がないと、今は広がらないのだろう。この本も買って数年経ってしまっていて、鮮度は落ちているけれど、今にも通じる内容だった。最近心動かされて参加したプロモーション企画は、明治安田生命の小田和正さんCM曲に、自分の写真を入れて、オリジナル動画を作れるもの。でも、これで生命保険に入るわけでもない。それが広告の難しいところです。

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