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ブータンで本当の幸せについて考えてみました。 「足るを知る」と経済成長は両立するのだろうか?

本林靖久

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784484132259
ISBN 10 : 4484132257
Format
Books
Release Date
July/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宗教人類学者の僧侶と、マッキンゼー出身のブータン経済専門家が語る、今を生きる日本人が考えておきたいこれからの生き方・家族・リーダーシップ。

目次 : 第1章 GNH(国民総幸福)の考え方(高橋孝郎)(世界一幸せな国?/ GNHの原点 ほか)/ 第2章 「足るを知る」国で消費が拡大した理由―ブータン経済の今(高橋孝郎)(ブータンの産業構造:水力発電への依存/ ブータンの貿易構造:インドへの依存 ほか)/ 第3章 ブータンの仏教と伝統的価値観(本林靖久)(ブータンの幸福に惹かれる理由/ ブータン仏教と国民総幸福の考え方 ほか)/ 第4章 ブータンと幸福論―日本が学べることは?(対談:本林靖久+高橋孝郎)(ブータン経済を動かす「今の幸せ」/ 夜這いの文化がインフラ整備で廃れる? ほか)

【著者紹介】
本林靖久 : 1962年石川県生まれ。大谷大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。真宗大谷派僧侶。現在は大谷大学、佛教大学、大阪大学等講師。専門研究分野は、文化人類学、地域社会学

高橋孝郎 : 1982年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社後、日本および海外で金融のプロジェクトに参加。退職後、米ジョージタウン大学の外交政策大学院で途上国開発の修士号を取得。卒業後、2011年8月から1年間ブータン政府の2代目首相フェローとして中央銀行で金融を通じた貧困削減に取り組んだ。現在は世界銀行グループ国際金融公社(IFC)にて勤務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ホッパー

    国民が穏やかに生活している幸せの国ブータン、のようなぼんやりしたイメージを変えてくれる一冊。経済成長における弊害・課題や、近隣国の過去の失敗を踏まえた観光産業のやり方など、ブータンの現実的な内情を知ることができる。 劇的に変化しているブータンに今行っておきたい、という気持ちになった。

  • こひた

    現実的な課題に立脚した幸福戦略で、流し読みしていた総幸福の概念と印象が変わった。

  • なゆた

    幸せとは何を考えさせられた。精神的な充足、経済的に不自由がないこと。これらは両立しえるのか。結論から言えば非常に難しいと言わざるをえない。読んでいて震災からそこまで時間がたっていないことを感じさせられた。今ではこの本のような論調(幸せとは何か。絆、等)はあまり見受けられない。人の欲望がうごめく中で日本のような国が変わるのは難しい。震災のような大きな出来事が必要だろう。それでも無理だったわけだが。 ブータンは経済発展をしているが、急激な発展はしていない。その理由として山間部であることや宗教観がある。

  • ぱんだ

    日本人が、昔から大切に思ってきた価値観が、ブータンにはあるのだろう。 ブータンという国の良い面・悪い面を、実際に首相フェローだった高橋さんと、僧侶の元林さんが、宗教十金の面から語っている。 仕事で民族衣装を強制するなんて、と今の日本ではもう考えられない案だが、着物が失われつつある現状を考えると、確かに賢いアイデアではある。 規模が小さいから実現できる政策が多いが、それでも学べることは沢山ある。 死を意識して今を生きる。今を大事にすることが、自分にとってもっとも足りていないことだと感じた。

  • すぐる

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