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なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化

本川裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532358198
ISBN 10 : 4532358191
Format
Books
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
本川裕 ,  

Content Description

統計探偵が解く日本社会のミステリー。統計データが示す人々の認識のズレや固定観念の落とし穴。

目次 : 1 未発見データが告げる意外な真実(男子の草食化が、突然、進み始めたのはなぜ?/ 日本の女子高生が世界一楽しそうな理由/ 県民「のんき度」ランキング、トップ沖縄、最下位福島はなぜ?)/ 2 ネット社会だからこその新事態(日本の通信料は特に高くはないのに、日本の通信費が世界一高いのは?/ セールスマンの死:営業マン激減のナゾ/ 東京一極集中なのに、なぜ日本人は移動しなくなったのか?/ 日本の地域の格差は縮小している)/ 3 徹底したデータチェックで見えてきた日本の不思議(日本の女性はなぜ、どんどんキレイになっているのか?/ 男が太り、女が痩せるのは日本だけ?/ 貧しい時代の代名詞、「エンゲル係数」がなぜいま上昇?/ 「西日本」が「東日本」よりも出産・子育てに積極的なナゾ/ なぜ金沢が和菓子・洋菓子ともに一番の消費都市なのか?)/ 4 人類未踏の福祉社会を喜んでばかりいていいのか?(世界一の高齢化率が引き起こす意外な事態/ 日本人は「ITに不慣れ、現金依存、人助けしない」のウソ/ 日本人はいつから貯蓄しなくなったのか?/ 管理職は専門職よりも精神状態が良いという不思議/ 「85歳でも1割の人が働いている!」のなぜ?)/ 5 さらば、「不安」症候群(日本の治安は世界最高レベルなのに、なぜ、実感できないのか?/ 日本が「階級社会になった」説はなぜ誤りなのか?/ 長時間労働は減っているのに、過労死が注目されるのはなぜ?/ 日本の医療コストはなぜ、意外にも安いのか?)

【著者紹介】
本川裕 : 統計データ分析家。1951年生まれ。東京大学農学部農業経済学科卒業。国民経済研究協会常務理事研究部長、立教大学兼任講師を経て、アルファ社会科学(株)主席研究員。ネット上の統計グラフ・サイト「社会実情データ図録」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たまきら

    データってそんなに自分の都合で読み解いていいもんかしら、と先日読んだ本のせいでイライラしていたので、直後にこの本が読めて良かったです。データの読み解きをエドガー・アラン・ポーとともに見つめる推理仕立てなのが面白いです。観察と推測は的確でありながらも流動的。うん、こういうデータの読み解き方が自分は好きです。…ただ、ジニ係数にはいまだに納得がいかないんです。なんでだろう。もう少し考えをまとめていこう。

  • おさむ

    題名に象徴されるようにテーマ設定が面白い。「統計探偵」の著者がさまざまな統計データを分析し、巷に蔓延する誤解を修正していく。治安の悪化、貯蓄の減少、階級社会‥。興味深かったのは、生活満足度が低いのは日本に限らず東アジア共通で、儒教的な文化から、どんなに生活が良くなっても現状をネガティブに判断して改善に向けて歩みを怠ってはならないと考えがちだからという分析。一方で女性が圧倒的に男性より満足度が高いのは儒教的な道徳観からかなり開放された為という。たしかにMETOO運動もアジアで広がるなど意識も変わってますね。

  • ジェンダー論と思って手に取ったタイトルだが、統計の本だった。うーん…データを恣意的に読み取って偏見を強化してる印象が拭えず自分には合わなかったです。。

  • hk

    「日本の年功序列賃金体系は、世代間所得格差の拡大バイアスとなっていた。小泉改革によって日本型経営慣行が解体方向にむかい、世代間所得格差に是正バイアスがかかっている」 この知見が最大の収穫だ。確かに年功序列賃金は世代間に所得格差をもたらす。言われてみれば何故今まで気付かなかったのだろうといった類いの論法だ。だがこうした盲点(ニッチ)になる教養の積み重ねこそが大事をなすための糧…だと思う…。 それにしても年功序列賃金による世代間所得格差拡大バイアスがかかる中、一億総中流という物語を流行らせた自民党政権は敏腕だ

  • べる

    統計データ分析家によりデータから推理ドラマの刑事のように現代日本社会の真相を究明する。表題の男子の草食化がたんぱく質の摂取量減少と関係があるとは驚き。精神状態の良好度が高い九州や沖縄は、たんぱく質摂取量と出生率が高い。少子化対策はまさかのお肉食べよう政策が有効か。日本の中高年女性が身の回りの用事に時間をかけ、美を磨いて綺麗な人が増えていることも納得。平均寿命が年々延びていることで死生観は大きく変化しているだろう。『方丈記』に記された無常観を身をもって感じることは難しい。データの裏側を考える楽しさも学んだ。

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