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本の雑誌 504号 2025年 6月号

本の雑誌編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860115661
ISBN 10 : 486011566X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

特集:変な小説

いやあ、変な小説だった、という読後感はよく聞くが、では変な小説とはいったいなんなのか!? というわけで、本の雑誌6月号の特集はずばり「変な小説!」。吉野仁による変な小説熱愛宣言から、大森望・倉本さおり・杉江松恋の三人が喧々諤々変な小説を探す座談会、変好き六人衆の変愛小説に目黒考二の変な小説愛、もっと変になりたい作家・金子玲介の告白に変な本の女王・岸本佐知子の10冊、そして読者の好きな変な小説まで、面白くてやめられない変な本が大集合なのだあ!

新刊めったくたガイドは、小山正がプロのスパイにだまされたい!と仰天必至のスパイ小説に興奮すれば、橋本輝幸は現代アメリカを描くコミカルでスリリングな『虚言の国』を一気呵成。大森望が全SFファン必携『伊藤典夫評論集成』の刊行を寿げば、梅原いずみはキネマ探偵・嗄井戸と奈緒崎が帰ってきた!と欣喜雀躍。久田かおりが佐藤正午『熟柿』に心を鷲掴みにされれば、東えりかは絵本作家・漫画家・詩人のやなせたかしの生涯に感心。そして本雑チームは『宮脇綾子の芸術』はすごい引力の図録である!と断言。さあ、すごい引力で東京駅まで引っ張られたのは誰か!? 70ページを開いてくれぃ!

今月は入社一年記念突発企画「近藤碧のいま会いに行きます!」で編集部・近藤が『本なら売るほど』の作者・児島青にインタビュー。「あお」が「あお」さんに迫る「青木まりこ現象」登場の秘密は52ページだ。そして、図書カード三万円使い放題!には月村了衛が挑戦。ダブり購入を警戒しつつ、映画本から建築関係ムック、ノンフィクションに海外文学、「国税」まで納めて14冊を買いまくれば、黒い昼食会は『成瀬』の文庫化に一同モヤモヤ! 内澤旬子が灰を被って暖を得れば、沢野ひとしは森の奥で怪しい独居老人雪見酒。岡崎武志が「メルちゃん」好調でバカスカ仕入れれば、本棚が見たい!は魔窟王・日下三蔵の断捨離前(魔窟)と断捨離後のビフォーアフター! 万博知らずのGWも本の雑誌6月号があれば退屈ご無用。魔窟王の本棚を見れば何冊買ってももう安心! いざ変な本三昧の日々に突入なのだあ!

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦

    今月号は久々に読んでて本当に楽しかったです。変な本の特集でツボに入りまくりです。筒井康隆は想定済みでしたが、最近では木下古栗は、大きい声では言えないが「グローバライズ」河出文庫は下らなさに呆気にとられた怪作!舞城さんも好き者には堪らないし、難解SF好きには、円城塔の「文字禍」!これもジイジの好物です。矢張り女王として、翻訳家の岸本佐知子が認定って、流石最高です。エッセイはほぼ全部よんでるし、ミランダ・ジュライは大好き、短編集未読でしたので、とんこつQ&Aと共に課題とする。黒昼食会で新潮社血迷ってるとしか!

  • tetsubun1000mg

    今月は変な本特集号でした。 変な本の作家おすすめ10選で「岸本佐知子」さんが選ばれて納得。 翻訳家がメインでエッセイも書かれるが、翻訳する小説も変わっている。 エッセイになると常人にはとても思いつかない方向に妄想が進んでしまいおさまりがつかないレベルまで行ってしまう。 「ねにもつタイプ」では、昔のミシンは使うときは天板のふたを開けて本体を下から回転させて使う。 岸本さんにはこの時「サンダーバード」のテーマが聞こえるらしい。 しかもペダルを踏むとミシンと一緒に空を飛ぶっていうエッセイにはぶっ飛んでしまう。

  • さとまる

    特集は「変な小説!」。最近ポストモダンの頭のおかしい小説にハマっているので読んでみた。30選のリストを見ながら読みたい作品を探してしまう。やはり国書刊行会のドーキー・アーカイヴは要チェック。木下古栗は出てきても、ソローキンもハルムスも出て来ないのにはちょっと不満。杉江松恋氏が『ユニバーサル野球協会』を「野球カードを集めて〜」と紹介しているが、これは間違い。選手は主人公が想像(創造)した架空の選手。吉野さんがベルナール・ウェルベルの名前を出しているのは嬉しい。

  • りょうけん

    <面> 最近僕の中で,変な小説は結句 案外面白い,という事が定位着しつつある。もちろんその本の目立つトコロに「わたしは変な小説です」とは書いていないので,手に入れて読んでみるしかないのだが,この作家は変な小説を書くことが多い,という事実や実績は前もって少しくは分かるのだ。例で言うと…いや今日は詳らかな記述を控えておこう。だって真似されると後で悔しいから。笑うう馬。【ところで またもや書影が無い!なんとかしろよ。え?システムのせいなので僕らでは何ともなりません,だとー。このうすらバカメ!】

  • 紀梨香

    日下三蔵さんの魔窟に圧倒される。「変な小説」特集からは『とんこつQ&A』『うどん、きつねつきの』『約束の果て 黒と紫の国』が読みたい本。「ディギン・イン・ザ・鈍色本」小泉喜美子の早世が本当に悔やまれる。他にエミコ・ジーン『鎖された声』、佐藤正午『熟柿』、ジジ・パンディアン『壁から死体?』『読書会は危険?』、『選んで、語って、読書会』がこの号の読みたい本でした。

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