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ホテル・ウィンチェスターと444人の亡霊 講談社タイガ

木犀あこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065177426
ISBN 10 : 4065177421
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan

Content Description

歴史ある老舗ホテル・ウィンチェスター。ここには444の亡霊が棲みついている。コンシェルジュとして働く勤続十年目の友納は、ありえないトラブルに振り回されながら今日も最高のおもてなしのために奔走する!血の降る部屋、怪奇現象が頻発する呪われたフロア、五十三年前の火災事故―の謎。“死者の祭り”ハロウィーンに現れる怪物とホテルの関係に隠された切ない秘密とは?

【著者紹介】
木犀あこ : 1983年徳島県生まれ。奈良女子大学文学部卒。2017年『奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い』で第24回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    支配人案件。老舗ホテル・ウィンチェスターでは不可解な事件が起こり、フロントの友納さんが奔走する事になる、ミステリー風なコメディかな。亡霊って言っている時点で、ミステリー的なものにはならなくなっちゃうけれども。友納さんの権限・裁量が大きいね。それに依ってホテルの経営は一応の平静を保っている様ですが。ここに棲む亡霊達は可愛くて、会話に等に癒されるよ。聞き分けが良い。寧ろそれを売りにした経営としてはどうでしょうか。うん。いけるでこれは🤑。でもね、オチにはしれっと恐ろしい事が書かれていたりもするけれども。

  • ゆのん

    【NetGalley】初読みの作家。幽霊物は好きなのでタイトルに惹かれて読んでみた。連作短編。冒頭はあまり怖くない、どちらかというとコミカルな幽霊達が出てくるので楽しいドタバタ系かと思ったが、ミステリー色もあり各話の最後は少しゾッと怖くなる。各話それぞれの謎以外に本筋の謎もありかなら楽しく読んだ。笑えて、怖くて、ちょっぴり切ない。でも読後感は何故かほっこりする。344

  • 佐島楓

    ちょっとアメリカ映画や小説の匂いがして、そういうものがお好きなかたはハマるのでは。ラスト付近の展開は広がりがあって情景が目に浮かぶようでよかった。

  • うまる

    444の亡霊が棲み付くホテルで、コンシェルジュが通常ではありえないトラブルを解決するミステリ。明らかにいわくありげなホテルなのに、何の問題もないと言い張る主人公も、トラブルがある度に集まってくる亡霊たちも面白いです。ホテルという日常から少し離れた空間が活かされた謎になっているのが良かったと思います。展開が読める所はあったけど、他の部分が良くできているので、この舞台の雰囲気を最後まで楽しめました。読後表紙を見て、スニファーってこんなかわいいの!と驚きました。

  • あたびー

    #日本怪奇幻想読者クラブ 日比谷公園を望む1等地に建つ高級ホテルには沢山の幽霊たちが。彼らとコンタクトし怪事件を次々解決するコンシェルジュ友納。いったい友納はいつ家に帰って寝るのだろうか?読みながら思った疑問はラストで明らかにされる。作者らしい恐怖と暖かみが織りなす4篇の物語。友納に絡む霊嗤い男は何故パナマにタキシードなの?頸折れ男の首は何故折れているの?そして友納はなぜ?ぜひ続きを書いていただきたい。

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