Books

性愛と暴力の神話学 神話叢書

木村武史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794973016
ISBN 10 : 4794973012
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本における神話研究の最前線を斬新な観点から平易に伝えるシリーズの第一弾!生命エネルギーの奔流が激突するところ、「性愛」と「暴力」が鮮やかに描かれる。暴力の神話については「メドゥーサ」から南米の「インカリ神話」まで性愛の神話については「お菊」譚から「ドゴン神話」まで、互いが重なりあって存在している情景を丹念な調査と研究から明らかにする。

目次 : 第1章 花の名を持つ女―むごく殺されるお菊、お花をめぐって/ 第2章 暴虐の巨神と原初夫婦神―中国の古典神話と民間神話の世界から/ 第3章 手足で待ちかまえる女根たちと征服する男根たち/ 第4章 ギムポ・ニャクチクの花嫁―古代チベット土着宗教儀礼説話への招待/ 第5章 インドネシアの神話―秘するべき男女の愛、愛すべきものへの暴力/ 第6章 『ホルスとセトの争い』―同性愛と暴力/ 第7章 メドゥーサはなぜペルセウスに殺されねばならなかったのか?/ 第8章 グリム兄弟の仕事―ゲルマン神話とドイツの昔話の暴力と性愛に関して/ 第9章 双子の妹を求めるオゴの性愛の罪を贖う供犠と再生による世界創造―マリ、ドゴン神話より/ 第10章 ラテンアメリカにおけるエロスと暴力―征服のトラウマとしてのインカリ神話と民衆劇/ 第11章 ヴァギナ・デンタータとココペリ―豊穣・幸福と恐怖・病・暴力

【著者紹介】
木村武史 : 1962年生まれ。筑波大学人文社会系教授。1998年、シカゴ大学大学院神学校宗教学専攻修了、Ph.D.専門は宗教学、アメリカ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Go Extreme

    花の名を持つ女:むごく殺されるお菊、お花をめぐって 暴虐の巨神と原初夫婦神:中国の古典神話と民間神話の世界 手足で待ちかまえる女根たちと征服する男根たち ギムポ・ニャクチクの花嫁 インドネシアの神話:秘するべき男女の愛、愛すべきものへの暴力 『ホルスとセトの争い』 メドゥーサはなぜペルセウスに殺されねばならなかったのか グリム兄弟の仕事 双子の妹を求めるオゴの性愛の罪を贖う供犠と再生による世界創造 ラテンアメリカにおけるエロスと暴力 ヴァギナ・デンタータとココペリ:豊穣・幸福と恐怖・病・暴力

  • コウみん

    世界の神話の裏側を見せた一冊。 ギリシア神話からエジプト神話、ラテンアメリカの神話まで絶対知れざる得ない神話学。 性文化とかあまり一般人にとっては少し難しいかも知れないが、神話に興味がある人なら読んでみても損はない。

  • riri4125

    図書館で新刊図書欄にあったので借りてみた。一般向けというより、研究者たちの論文集といった感じでやや読みにくかった。世界各地の民族の中で伝承されている神話や民話の残酷さ、身もふたもない卑猥さに驚かされる。それだけ生(=性)が重要ということか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items