Product Details
ISBN 10 : 4794973012
Content Description
日本における神話研究の最前線を斬新な観点から平易に伝えるシリーズの第一弾!生命エネルギーの奔流が激突するところ、「性愛」と「暴力」が鮮やかに描かれる。暴力の神話については「メドゥーサ」から南米の「インカリ神話」まで性愛の神話については「お菊」譚から「ドゴン神話」まで、互いが重なりあって存在している情景を丹念な調査と研究から明らかにする。
目次 : 第1章 花の名を持つ女―むごく殺されるお菊、お花をめぐって/ 第2章 暴虐の巨神と原初夫婦神―中国の古典神話と民間神話の世界から/ 第3章 手足で待ちかまえる女根たちと征服する男根たち/ 第4章 ギムポ・ニャクチクの花嫁―古代チベット土着宗教儀礼説話への招待/ 第5章 インドネシアの神話―秘するべき男女の愛、愛すべきものへの暴力/ 第6章 『ホルスとセトの争い』―同性愛と暴力/ 第7章 メドゥーサはなぜペルセウスに殺されねばならなかったのか?/ 第8章 グリム兄弟の仕事―ゲルマン神話とドイツの昔話の暴力と性愛に関して/ 第9章 双子の妹を求めるオゴの性愛の罪を贖う供犠と再生による世界創造―マリ、ドゴン神話より/ 第10章 ラテンアメリカにおけるエロスと暴力―征服のトラウマとしてのインカリ神話と民衆劇/ 第11章 ヴァギナ・デンタータとココペリ―豊穣・幸福と恐怖・病・暴力
【著者紹介】
木村武史 : 1962年生まれ。筑波大学人文社会系教授。1998年、シカゴ大学大学院神学校宗教学専攻修了、Ph.D.専門は宗教学、アメリカ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2022/05/12
コウみん
読了日:2024/01/11
riri4125
読了日:2022/05/08
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