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平安貴族サバイバル

木村朗子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305709561
ISBN 10 : 4305709562
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ムーミン

    サバイバル。なるほど。もう少し違った内容を期待してしまいましたが、それでも興味深く読めました。

  • Toska

    平安貴族にとって究極のサバイブは天皇家の外戚になること。当然このミッションには女性の参加が求められ、むき出しの力ではなく教養や機転、趣味のよさ、容姿などが重要な武器とされた。こうした視点に基づき、様々な角度から貴族たちの生態を捉え直す、上級者向けのエッセイといった趣き。女性に関する話題も多い。平安時代にもシスターフッド的な関係は存在したが、それは(落窪の姫と従者の女童のように)身分差がある場合の話で、同階級の女性たちは寧ろライバル意識が先に立つという指摘が興味深かった。みんな大好き怨霊の話も出てきます。

  • みなみ

    図書館でみつけた。初学者向けの本と専門家向けの本の間をつなぐ一冊というコンセプト。天皇の寵愛を受けて子どもを産むべく入内した定子や彰子は、当時男性だけの教養だった漢学をものにしてお付きの女性たちと共にハイレベルな文化サロンを築く。学問や和歌、音楽の力は宮廷社会で認められるためのスペック。きれいな女たちが容姿で男の寵愛を競い合うだけの世界ではない。また定子と清少納言、落窪物語の姫と女童のように、女性たちの親愛をピックアップするのも現代的な着眼点だ。高校生や大学生など若い世代にもおすすめの一冊。

  • ユーユーテイン

    「初学者向けの解説本をあらかた読んでしまった人が次に読む本」として企画された本書。もっと知りたくなるエピソードが次々紹介されていた。中でも興味深かったのは、源氏物語の女君たちが読者にどのように受容されていたのかという考察である。『更級日記』の作者がなぜ夕顔や浮舟に憧れたのかについては、私も疑問に思っていたので合点がいった。玉鬘のように家庭を持てれば幸せかと思ったけれど、当時の人はそう思わなかったり。内侍という階級の当時の人の認識を知ったり。他には定子と彰子の入内時期、阿仏尼の生涯を深く知りたくなった。

  • さとうしん

    平安時代の物語や女性によるエッセイ・日記類(枕草子、紫式部日記等)を、結婚後の女性の自己実現、平安時代の女性にシスターフッドはあったか、稚児との恋愛にあるいはクィアな欲望が見出せるのではないか等々、現代的な視点から読み解く。大塚ひかりの高級版という感じで通り一遍の解説より面白い。

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