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火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話 岩波少年文庫

木村有子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001142549
ISBN 10 : 4001142546
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

切り株の赤ちゃん「オテサーネク」、妖精にさらわれる「スモリーチェク」、ふしぎな「水の主ヴォドニーク」…ちょっとぶきみでおもしろい、味わい豊かなチェコの昔話。大切に語りつがれる、知恵と勇気に満ちた24話を選びました。小学4・5年以上。

【著者紹介】
木村有子 : 東京生まれ。1970年代にプラハの小学校に通う。日本大学芸術学部卒業後、1984〜86年プラハ・カレル大学へ留学。新聞社勤務の後、1989〜94年ドイツのフランクフルト大学、ベルリン自由大学でスラブ語圏の言語を学ぶ。80年代に字幕翻訳を始める

出久根育 : 1969年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。2003年『あめふらし』でブラチスラヴァ世界絵本原画展グランプリ受賞。2006年『マーシャと白い鳥』で日本絵本賞大賞受賞。プラハ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    ロシアの御伽噺やグリム童話などと大筋が似ているものもあり、昔話の奇妙な繋がりにますます、不思議な気持ちになります。「オンドリとメンドリのお話」でのどんどん、長くなっていくメンドリの説明はthe house that Jack builtやmaypoleみたい。そしてヤン・シュヴァンクマイエル監督の作品の原案となった「オテサーネク」も収録。でもこの本のオテサーネクの絵が怖い!子供の頃に読んでいたら確実にトラウマになるわ。そして「おじいさんの物々交換」のような過分な幸福を是とするような終わりじゃない話が良い

  • NAO

    ちょっと不思議で不気味な2昔話。「ヘンゼルとグレーテル」に似た「ペルニークのおうち」。マルシャークの「森は生きている」と似ている「十二の月」。「七羽のカラス」は、「白鳥の王子」に似ているが、白鳥とカラス、11羽と7羽、紡いだのもいばらと亜麻と、ディテールがちょっとずつ違っている。「わらしべ長者」の逆バージョンの「おじいさんの物物交換」。「見つかったお姫さま」「火の鳥ときつねのリシカ」「金色の髪のお姫さま」は、難題を解いて望みのものを手に入れる冒険譚。類似の話はあっても、どちらも独特な展開でおもしろい。

  • いちろく

    紹介していただいた本。チェコの昔話をまとめた短編集。訳者あとがきと出典元から、19世紀に発表されたチェコの作品も底本になっていることがわかる。一方でイソップ物語やグリム童話をはじめ、日本の昔話にも似た物語もあり驚いた。偶発的なモノなのか? それとも口伝や書物などを通じて物語も世界的に広まっていたのか? 不思議な感覚もあった。三人など数字の3が特徴な物語も少なくなく、その辺りも独特な印象を受けた。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    チェコの昔話24話 出久根育さんの挿絵がピッタリ。 『 題名のないお話 / 小さないえがあったとさ / オンドリとメンドリのお話 / スモリーチェク / おやゆびこぞう / ペルニークのおうち / おじいさんの物々交かん / のっぽ、ふとっちょ、千里眼 / イタチの王さま / 三人の糸つむぎのおばあさん / 火の鳥ときつねのリシカ / オテサーネク / 見つかったお姫さま / 十二の月 / ものしりじいさんの三本の金色の髪 / いじわるな妖精 / 水の主ヴォドニーク →

  • mahiro

    チェコの昔話はいつかどこかで読んだような話が沢山詰まっていた。ロシア風な『十二の月』やグリム童話風な『七羽のカラス』、 ヘンゼルとグレーテルに似た『ペルニークのおうち』、ペルニークとはチェコの人達に馴染みの深いジンジャークッキーだった。人の交流があり色々な国の民話が混じり合い、その国独特の味付けになる、子供のない夫婦が拾って育てた木の根っこのオテサーネクが親を始め人や動物を次々丸呑みにしていく話は少し不気味で、昔の子供たちがドキドキしながら聞いていて最後にほっとなる様子が目に浮かぶ。

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