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臨床哲学の知 臨床としての精神病理学のために

木村敏

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865650914
ISBN 10 : 4865650911
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「臨床哲学」は、精神医学の本来の精神性を取り戻す人間のための哲学だ。ハイデガーや西田幾多郎を参照軸に「臨床哲学」の場所から現代科学にパラダイム・チェンジを促す。彼自身による「木村敏」入門。

目次 : 第1章 「自己」と「あいだ」からの出発(小さな憑依体験/ 主語的な自己と述語的な自己 ほか)/ 第2章 生命と生命論について(終わりのある生命と終わりのない生命/ 死をも含む「大文字の“生”」 ほか)/ 第3章 生きる主体(「生む」と「生まれる」、「生きる」と「生きられる」/ 「あいだ」と中動態 ほか)/ 終章 精神科医の臨床現場(治すことについて/ 患者とのつきあいについて ほか)

【著者紹介】
木村敏 : 1931年生まれ。1955年京都大学医学部卒業。精神病理学。ハイデルブルク大学精神科客員講師、名古屋市立大学医学部教授を経て、1986年より京都大学医学部教授。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員

今野哲男 : 1953年宮城県生まれ。編集者、ライター。横浜市立大学文理学部中退。78年竹内敏晴演劇研究所に入所。その後、演劇現場を離れ、月刊『翻訳の世界』編集長を経て99年からフリーランスとして活動。現在、上智大学文学部英文科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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●臨床哲学を実践されている木村敏氏であり...

投稿日:2021/07/25 (日)

●臨床哲学を実践されている木村敏氏であり、科学化されつつある精神医学への警鐘として精神病理学的に臨床の現場で自己、あいだとしての人間関係、あるいは生態系的な捉え方としての人間の中での人間関係を 捉えることなどから何故精神病となるのかの哲学的なアプローチが大切であることを説かれていると感じた。●個の力が強く求められてきた、18世紀後半から統合失調症が発現したと解説されているが、それまでは集団で人は守りあって生きていたということかもしれない。それが人の在り方だったかもしれないが、近代化と共に個々の自立が必要になってきたということだろう。

brian さん | 滋賀県 | 不明

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