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革命的知識人の群像 近代日本の文芸批評と社会主義

木村政樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791774456
ISBN 10 : 4791774450
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ことばで社会を変えられるか?“革命”をめぐる思想と行動。有島武郎、大杉栄、平出修、堺利彦、室伏高信、広津和郎、吉田一、山川均、福本和夫、宮本顕治、平野謙、中野重治、中村光夫、荒正人、本多秋五―。社会主義が厳しく取り締まられた時代に、未来の革命を思想し、論争を重ね、もうひとつの言論空間を織りなした知識人たち。砕け散ったことばの断片を渉猟し、その信念と葛藤を活写する。

目次 : 革命的知識人とことば/ 第1部 隠された伝統(大逆事件前後―ロシア文学と社会主義/ 曖昧な思想の積極性―雑誌『月刊新社会』の論脈)/ 第2部 知識階級の意味(更新される概念―「宣言一つ」論争/ 海を越える革命―有島武郎とアナ・ボル提携)/ 第3部 文学史の整理(出版企画と存在証明―刻印される『太陽のない街』/ 亡霊の棲む書棚―宮本顕治「「敗北」の文学」)/ 第4部 反語的な批評(ロシア文学を読む―戦時期の荒正人/ 概念を縫い合わせる―平野謙「昭和文学のふたつの論争」)

【著者紹介】
木村政樹 : 1986年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、東海大学文学部日本文学科講師。専門は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 「知識人」関連用語をめぐる概念・言説史。私が文学に不慣れなせいで細かい話は全く分からなかったが、概念はの向き合い方について大変勉強になった。例えば、「殊に概念の問題は、白か黒かというわかりやすい世界ではない。特定の状況下において、さまざまな概念連関がどのように形成されるか、それ自体が抗争の場となる。シンプルな出張であったとしても、純粋な一貫した論理がどこまでも貫徹するわけでもない。」(p.262)

  • RedDirtMarijuana

    第V部への序で、インテリゲンチャ-プロレタリアという繋がりが示唆されるが、それでも読んでるうちにI部U部とV部IV部との関係が飲み込めず全体を貫くテーマを何度も見失ってしまった。卑近な連想で「宣言一つ」は当事者性の話のように思うけど、花田とか巨人とか(超然としてるイメージがある)だったらどう応接するんだろう。

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