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争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹とそれを支えた人々の美 ちゅ らゴール: 集英社文庫

木村元彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087458350
ISBN 10 : 4087458350
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan

Content Description

我那覇和樹を襲った、日本サッカー史上最悪の冤罪事件。沖縄出身者として初の日本代表入りを果たした彼のキャリアは、権力者の認識不足と理不尽な姿勢により暗転した。チームやリーグと争いたいわけではない。ただ、正当な医療行為が許されない状況を何とかしなければ。これは一人の選手と彼を支える人々が、日本サッカーの未来を救った苦闘の記録である。覚悟と信念が宿るノンフィクション。

目次 : 第1章 誤報/ 第2章 異議/ 第3章 論争/ 第4章 遠い道/ 第5章 我那覇への手紙/ 第6章 美らゴール

【著者紹介】
木村元彦 : 1962年生まれ。2006年『オシムの言葉』でミズノスポーツライター賞最優秀賞。同書は第52回青少年読書感想文コンクールの課題図書にもなった。著書に『争うは本意ならねど』(2012年サッカー本大賞)『徳は孤ならず』(2017年広島本大賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • gonta19

    2019/2/5 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。 2020/9/23〜9/30  我那覇選手を襲ったこの騒動については、ぼんやりと知っているだけであったが、裏でこんなにひどいことになっていたとは。絶対的存在をもつ組織の悪い見本の典型であろう。現在のJFAおよびJリーグがこんな状態にないことを切に願うのみである。現在も40歳にして福井ユナイテッドFCで現役を続ける我那覇選手。頑張って大好きなサッカーを続けて欲しい。

  • Die-Go

    図書館本。正当な医療行為を受けたにも関わらずドーピングとみなされ、選手生命をも絶たれかけた我那覇和樹選手と彼をサポートしたドクター達が、巨大な組織Jリーグとの戦いを追う。それはドーピングをしたとの黒い疑惑を晴らす名誉回復だけではなく、正当な医療行為を受けることが出来なくされている、選手達の身を守ることにもつながっていた。本文は読みにくいところもあったのだが、Jリーグのトップに立つ人々のどうしようもなさが露呈されていて、今後のJリーグの見方が変わるものでもあった。★★★☆☆

  • thee birdmen

    途中嗚咽が漏れる勢いで涙が止まらなくなりながらも読んだ。悲しくて悔しくて、腹立たしくて、でも所々微笑ましくて嬉しくて、一章一章に感情が揺さぶられた。権力を笠に着て自らの誤りを認めず、才能のある個人を犯罪者に仕立て上げる構図は想像するだに恐ろしい。この本の中身は『責任をはっきりさせるならば、これは「青木問題」であり、「鬼武問題」であり、「川淵問題」である』と言う文章が本質だと思う。当事者として登場する彼らの対応は、当時もその後も杜撰すぎる。組織が抱える闇によくここまで踏み込んだものだと敬意を表します。

  • ユメ

    ドーピング冤罪を被せられた我那覇和樹選手が潔白を証明するまでの長く苦しい道程を記録するノンフィクション。副題は決して大袈裟ではない。我那覇への正当な医療行為が罰せられたことで、事件以降ドクターが選手への治療をためらう事例が多発した。我那覇が「争うは本意ならなど」闘ったことは、彼個人の名誉だけではなく未来の全てのサッカー選手を救ったのだ。組織の体面を保つためだけに選手を潰そうとする権力者に憤りが止まらない。その真逆を行くように、我那覇と共に立ち上がった、現場でサッカーに携わる人々の正義感と誠実さに救われた。

  • ぺぱごじら

    日本ではあまり見られない「ドーピング違反」。だから我那覇選手のそれは目立ちましたし、その後の苦闘も時折耳にする(雑誌で目にする)機会がありました。協会幹部で、Jにとっての功労者であろうと、過ちを過ちと認められない姿勢には敬意を持てません。過ちを認めない方々は、我那覇選手に、もっと云えばその方々各々が歩まれてきたサッカー人生、そこで出会った仲間や恩師にどう向き合っていけるのだろうと、哀しい気分にもなります。2019-26

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