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和食を伝え継ぐとはどういうことか 地域がそだてた食のしくみと技に学ぶ

木村信夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784540151866
ISBN 10 : 454015186X
Format
Books
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「和食」とは、単に個々の和風料理のことではなく、日本の地域自然と人間の農林漁業労働の合作、交響の産物だ。日本の地域地域で自然を生かし自然に生かされ、個性あふれる四季の食材をつくり活かしきってできた食事の総体であり、日本人の日常生活文化の土台である。引き継ぎ、伝え継ぐべきその内容と今日的意味を、食を大切に思う全ての人びとにお贈りします。

目次 : 序章 食で子どもたちに「宝の循環」を(昔の食への若者たちの共感/ 三〇年前のアピール「食べものと農業が地球を救う」 ほか)/ 第1章 発見「地域の食」という宝もの(「和食」とは地域の食文化/ 生産と生活一体の営みとして食を捉える―「日本の食生活全集」企画の問題意識 ほか)/ 第2章 おばあさんから聞き書きした「地域の食」の魅力―「日本の食生活全集」が伝えるもの(「日本の食生活全集」は何を描き伝えるか/ 「食」を地域に分けてみる ほか)/ 第3章 「和食」を伝え継ぐということ―「地域の食」を未来へ(いま全国で、食の再発見と伝承、交流の動き/ 食文化は教育財産、市内に食育ネットワーク―高知県南国市 ほか)

【著者紹介】
木村信夫 : 1946年、長野県茅野市湖東に生まれる。1965年諏訪清陵高校卒業。1970年、北海道大学農学部農業経済学科卒業。(社)農山漁村文化協会に就職。映像作品、書籍、文部省検定教科書(高校農業)、「日本の食生活全集全50巻」「月刊現代農業」「農業技術大系」など農・食・教育関係の出版物の企画・編集にあたる。2000年、同協会退職、フリー編集者。2005〜07年、農水省食育推進計画「食育と健康のつどい」において、地域の食文化保全活動と食育の取組み、ステージ出演者など現地企画調査を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • もりくに

    この本は(社)農村漁村文化協会が、1983年から1994年まで10年余にわたって発刊した「日本の食全集」(全50巻)の企画の段階から携わった一編集者の企画の記録と、「現在の食生活」への問題提起!国土防衛の名のもと40兆円余を、国債費(借金!)をつぎ込んでいる時、妻とはよく話す。「私たちは逃げ切れる(死んじゃうから)けど、子供や孫やその先の世代は、海外の食料に極端に依存していて、「ミサイルでも食べるの?」と、心配している。(自分の裏金の計算と言い訳で手一杯なんだね。)「食」の「安全保障」が、まず先では?→

  • さっちも

    日本の食生活全集という本があって、各都道府県の大正の後半から昭和のはじめの食生活を古老に聞き書きし47都道府県各1冊づつまとめたものだ。この本はその総集編だ。自分の都道府県の食事のことなど分かってるよと思われる方が多いと思うが、膝から崩れ落ちるほど知らなかったの連続になるのだ。例えば「日本人の主食はお米のご飯」と疑ってない人の方が多いと思うが、岩手県の一部の地域では低温で稲がよく育たなかったために、ひえ、あわ、きび、蕎麦と小麦、大麦主体の主食だった。白米は最高の晴れ食であり、年に何回か食べるくらいだったと

  • 呑司 ゛クリケット“苅岡

    食育と言う言葉が一般的になってから随分と経った。日本食生活全集が世に出たのが昭和五十年代。2013年には和食がユネスコ無形文化遺産となった。和食は海外からの視点で食文化の面に目を向けられているが、大切なのは自給率の方だ。いつ戦争状態になるか分からない昨今、食の問題は待ったなしだと思う。地域食、岩手食、食べ方・風土性・歴史性、からいも、二股大根、おやき、病院食と考えなければならないことは多いと感じた。

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