人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点 講談社プラスアルファ文庫

木暮太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062817400
ISBN 10 : 4062817403
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

なぜ、日本人はしんどい働き方から抜け出せないのか!?金持ち父さんとマルクスが共通に指摘しています―。ラットレースのようにギリギリまで働いても、裕福にはなれないという資本主義経済のルールがあると。将来への不安と格差が広がる社会で確固たる基盤を築きたいなら、いますぐ働き方の再定義が必要です。定年も関係なく生き生きと豊かに暮らすために、自分資産を貯める方法を、人気ビジネス書作家が伝授します。

目次 : はじめに しんどい働き方は根本から変えていこう/ 第1章 あなたの「給料」は、なぜその金額なのか?/ 第2章 あなたは、「利益」のために限界まで働かされる/ 第3章 どうすれば「高い給料」をもらえるようになるか?/ 第4章 年収1000万円になったあなたには、「激務」だけが残る/ 第5章 何をすれば「自己内利益」は増やせるのか?/ 第6章 経験を生かすには、どういう「働き方」を選択すべきか/ おわりに 働き方を変えて、生き方を変えよう!

【著者紹介】
木暮太一 : 作家。一般社団法人教育コミュニケーション協会代表理事。1977年千葉県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て、独立。ビジネス書作家として著した書籍の発行部数は累計167万部に上る。大学の経済学部在学中に『資本論』をわかりやすく解説した本を執筆しロングセラーに。約9年間の会社員生活を経て、現代日本人の「幸せな働き方」を目指し、リアルな現場と経済学の両面から分析・提言する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • saga さん

    働き方を見直す基準は古典『資本論』にあった。技術などが陳腐化してしまう職種より、変化が遅く経験が「土台」になる職種が望ましいとのこと。人生の損益分岐点の考察では、利益を確保する困難さからの「ストレスなく生活するためには、どこか山奥か離島にでも移住するしかない」との考え方に警鐘を鳴らしている。いや〜耳が痛い(笑)。仕事を楽しむ=仕事に興味を持つというのは納得。給料が、受け取る側の必要経費分であるということに目から鱗。仕事のできない上司が自分より高給であるという不満は、資本主義からしたら当然のことだったのか〜

  • けぴ さん

    『資本論』と『金持ち父さん貧乏父さん』の共通点として資本主義の中では労働者は豊かになれない。使用価値はそれを使って意味があるかどうかで測られる。価値はそれを作るのにどれくらい手間がかかるかで測られる。給料は使用価値でなく価値で決まっている。労働者は労働力の価値を高めない限り、全力でジャンプを繰り返す働き方になる。労働力の価値を上げるには誰でも出来ることでないスキルを積み上げることが鍵となる。この場合IT企業のような変化の早い業種より建設、運輸、農業など古い業界の方が実は有利。働き方の基本思想が学べます。

  • こも 旧柏バカ一代 さん

    給料の説明は納得出来た、そうか、、必要経費しか貰えてなかったんだ。。 どんだけ頑張って業績を上げでも変わらない、むしろ無理をしてるだけ健康寿命を浪費してるだけだった。 まさにラットレースだ。 それからの離脱と自己利益の上げ方の考え方は参考になりましたが何も思い付かないw 終わってるわ。

  • ニッポニア さん

    他人を出し抜くために切磋琢磨しても、同じように切磋琢磨した他人がいて、結局得られるものは同じという。働い方にコスト意識を、その仕事は本当に必要なのか、人生の損益分岐点を逃さないために。以下メモ。使用価値はそれを使って意味があるか、価値は人の手がどれくらいかかっているか。高い給料をもらっている人は自分が仕事で使う経費が高いだけ。不労所得の積み上げによって土台を作り、その上でジャンプする。あとで天職だったと気づくだけ。したい人1万人、始める人100人、続ける人1人、中谷彰宏氏のいい言葉です。

  • mazda さん

    会社が利益を出すには、経費を下げるか売り上げを上げるしかありません。しかし、この両者は密接に関連しており、片方が上がるともう一方も上がることがよくあります。これを個人にあてはめると、売り上げは給料、経費は生活費で、今日0になった自分を再生産するための費用、とも言えます。給料が上がって個人の「利益」が上がるのは一瞬で、経費にあたる部分は、結局のところストレスであり、一瞬の喜びと引き換えに、半永久的に続くストレスを受け入れることになります。人間らしく生きるには、この点をよく考えないといけないということです。

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木暮太一

言語化コンサルタント・作家・(一社)教育コミュニケーション協会代表理事。14歳から、わかりにくいことをわかりやすい言葉に変換することに異常な執着を持つ。学生時代には『資本論』を「言語化」し、解説書を作成。学内で爆発的なヒットを記録した。ビジネスでも「本人は伝えているつもりでも、何も伝わっていない!」

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