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憲法9条へのカタバシス

木庭顕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622086734
ISBN 10 : 4622086735
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
木庭顕 ,  

Content Description

精緻な9条2項論、ソクラテス・メソッドを駆使して説く憲法改正問題、近代市民社会の基底を問う圧巻の漱石・鴎外論、通説を鮮やかに覆すホッブズ論まで、ローマ法学者が見透す9条の構造。

目次 : 序―日本国憲法9条の政治的弁証に向けて/ 1 日本国憲法9条2項前段に関するロマニストの小さな問題提起/ 2 法学再入門:秘密の扉 ぜんべえドンとオハナぼう、番外篇―ポンポコ山に憲法改正の危機/ 3 知性の尊厳と政治の存亡―三谷太一郎『人は時代といかに向き合うか』/ 4 政治はどこにあるか/ 5 夏目漱石『それから』が投げかけ続ける問題/ 6 森鴎外と「クリチック」/ 7 Hobbes,De civeにおけるmetus概念/ 8 日本国憲法9条改正の歴史的意味

【著者紹介】
木庭顕 : 1951年、東京に生まれる。1974年、東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授。専門はローマ法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふら〜

    小論文の集成、そしてそこから憲法9条、特に2項の淵源・込められた意図を解き明かす。木庭ゼミに迷い込んだと錯覚するような(いやまあ木庭ゼミ受けた事ないんだけどね、というかこの本を読んで真理を求める峻厳さに恐らくやはり耐えられないだろうなという認識を強めたところであるが)論理構成。じっくり読むに値する本ではないだろうか。

  • むっち

    じっくり読んで見てください。そして、憲法9条が、もともと自衛権概念すら拒否し、自衛のための戦争をしないための戦力の不保持ということにこそ、失敗した不戦条約の反省のもとにあった法理だということを再確認することから始める必要があると感じた。おそらく今の政治家やいまの憲法かえるべきかという議論をしている人たちが読んでも一蹴してしまう議論なんだろうが、平和を享受している状態の中で9条を持っている日本国民にしかできない選択があるということを忘れないことは日本が世界に記憶されるために必要ではないだろうか。

  • ニッポニテスは中州へ泳ぐ

    木庭「それ(九条)を捨てるなんて とんでもない!」「こういうものには つかいどきがあるのじゃ!」 僕「人文学のちからって すげー!」  (@ポケットモンスター都市/領域)

  • takao

    ふむ

  • cochou

    夏目漱石とは違う方法でギリシャ・ローマ・近代につながろうとする森鴎外を知った。森鴎外は何度か挫折しているのでもう一度チャレンジ。

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