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水族館ガール 実業之日本社文庫

木宮条太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408551760
ISBN 10 : 4408551767
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 海猫

    水族館舞台のお仕事小説。水族館がただの題材になっておらず、働く人々の姿勢、努力、苦悩が描かれ志の高さを感じる。お客として入館しただけでは絶対わからない裏側がたくさん書かれていて興味深い。しかし志の高さが小説としての質の高さに直結していないところもあって、そこが残念。個々のエピソードそのものは面白いのに、構成のメリハリが弱いので物語としていまいち乗りにくい。あとヒロインの造型と恋愛描写が、いかにもオジサンが無理をして書いてる感があってどうもなー。でも決して悪い作品ではないので続編も読んでみたいと思う。

  • takaC

    『アクアリウムにようこそ』を改題&装幀の嶋由香を整形(容姿全然違う別人だぞ)。それはそれで些末なことだからどうでもいいけど、解説で博子さんが語っているように読後確かに水族館へ行ってみたくなるね。由香みたいなスタッフに会いにではなくてイルカを見にね。しかし前回も今回も何故か自分の脳内映像ではアクアパークは鴨川シーワールドだった。実際、千葉市の東京湾岸に水族館を造るとしたらどの辺になるのだろうね?アクアリンクの辺りかな。

  • ひろちゃん

    市役所に努めて三年、突然水族館アクアパークへの出向を命じられた由香。そこには人間とのコミュニケーションが苦手な梶とイタズラ好きのバンドウイルカがいた……。 笑いあり、涙ありのお仕事小説でしたー。梶の第一印象結構なパワハラ上司だという印象で、どうなることやらと思ったんですけど、仕事と向かい合い、命と向かいあい、梶は実はいい上司で(本当に良かった)お互いになんだかんだ信頼し合える関係になったのが良かったです。今後、梶と由香の関係がもっと甘々になることを期待します。

  • 抹茶モナカ

    水族館職員のお仕事小説。女性が主人公で、イルカの飼育担当になるのだが、イルカ・ライヴのトレーニングと、イルカ担当の男性の先輩との恋愛が軸になっている。女性の描き方が浅い感じとあまりに典型的な展開に呆れつつ、何も裏切らないテレビの時代劇みたいに、反って癒される。漫画と大差ないけど、時にはこういう安心感のある本も良い。

  • 桜父

    初めて読む作家さんでした。千葉県の某所の市役所勤務3年目の「嶋 由香」は1年間の期限付きで水族館「アクアパーク」に出向を命じられる。生物の飼育には素人の由香は右も左も判らない中で悪戦苦闘する。先輩飼育員の「梶 良平」はコミュニケーションに難あり。チーフの「鬼塚」は職人気質と個性派揃いの面々だが、水族館の置かれている状況や内情が詳しく説明されていて、面白い。イルカに愛称を付けるか付けないかの議論があるなんて思ってもみなかった。水族館の生き物はペットじゃなく観察・繁殖対象だと改めて認識した。2巻も楽しみです。

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