ふたりのトトロ 宮崎駿と『となりのトトロ』の時代

木原浩勝 (小説家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062210133
ISBN 10 : 4062210134
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
274p;19

内容詳細

元ジブリ制作デスクが、公開30年を機に初めて明かす『となりのトトロ』誕生までの1年間。「スタジオジブリ」の奇跡のような真実!宮崎駿監督やスタッフの素顔と情熱に迫る“感動秘話”。

目次 : トトロ前夜/ 「木原君は逃げるんですか?」制作開始決定/ 「どちらのサツキがいいですか?」宮崎さんキャラクターを作り始める/ 「この作品は楽しく作ってください」宮崎さん命を下す/ 「このお面をかぶって授賞式に出てくれませんか」記者会見とアニメグランプリ騒動/ 「そんなことをやって完成しますか?」宮崎さん顔を曇らせる/ 「すみません。長くなります」宮崎さん頭を下げる/ 「木原君…どう思いますか?」宮崎さん少し悩む/ 「トトロは楽しくなります」茶カーボン奮戦記/ 「これは本当に大変な仕事でした」宮崎さん動画の作業に感謝する/ 「強化キャンプに行きましょう!」宮崎さん決断す/ 「こんなに追い詰めたんですから…」宮崎さん笑う/ 『となりのトトロ』ゆく年くる年/ 「トトロが自分で思いついたんです」宮崎さん上機嫌で笑う/ 「トトロはやはりこれでいいんです」宮崎さん納得する

【著者紹介】
木原浩勝 : 1960年兵庫県生まれ。アニメーション制作会社・トップクラフト、パンメディア、スタジオジブリに所属。『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』などの制作に関わる。1990年『新・耳・袋』で作家デビュー。怪談作品を次々発表。怪談トークライブやラジオ番組も好評を博す。また2016年に発表した『もう一つの「バルス」―宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代―』が話題となり、欧米を中心に世界各国から日本のアニメやスタジオジブリに関する講演の依頼が殺到している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ばんだねいっぺい さん

     トトロの始まりは、こんな風景だったのか。宮アさんの制作姿勢こそ、日本の精神的な宝だ。ラーメン屋のエピソードが微笑ましいし、頑張っている姿をちゃんと見て、背中を押してくれるのは、ほんと、ありがたいと思う。 「相変わらずのくせっ毛ねぇ」と髪をやる姿は、大人になってからの方が泣けてくる。

  • 詩 音像(utaotozo) さん

    最高の続編の開幕を飾る「二人で『トトロ』を始めます」という宮崎駿の言葉にグッとくる。前作からの「夢」が叶った瞬間。自身の出世に対する戸惑い。前作の悲壮感漂う「失敗できない」から「楽しい作品だから楽しく作る」という信条の変化。これを反映した現場。第2スタジオ探しの奇跡。強化キャンプの効用。愛された作品ゆえの動画スタッフ側から嬉しい誤算リクエスト。監督の悩みを得意分野の怪談で返して「いい話ですね」とまで言わしめる。エピソードの宝庫。著者がいたからこそのジブリ黄金期ではなかったか?映画冒頭クレジットがその象徴。

  • のり さん

    トトロって、何度観ても飽きない。 これを名作と言わずになんというか。 トトロの制作の裏側が描かれている本。面白かった。

  • ブラック ミッフィー の チョコちゃん さん

    この本の内容は本当にすばらしいなと思った! 読んでるだけで その トトロを製作している スタジオの現場で宮崎さんと木原さんの やりとりを微笑ましく、また幸せな気持ちで その場で立ち会って その瞬間の空間を 共有している気がして 最高の気持ちにさせてもらえた。

  • 参謀 さん

    「この作品は楽しく作ってください」宮崎監督にそう言われた木原制作デスク。本作は二人が始めた『となりのトトロ』の制作秘話である。何度もTV放映され、ジブリのアイコンともなったトトロ。その作品制作にはジブリの並々ならぬ拘りが。動画のチェック体制、新しい茶カーボン導入、演出の拘りと制作現場の熱意が伝わってきた。親子に間違われた宮崎監督と木原氏の関係性も見逃せない。1年間で奇跡の作品とも呼べる『となりのトトロ』の完成。OPに制作の名が出てくるのはご褒美だったらしい。正直、泣けた。トトロファンは絶対読むべき1冊だ。

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