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世界経済、最後の審判 破綻にどう備えるか

木内登英

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620325729
ISBN 10 : 4620325724
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

起きるかどうかではなく、いつ、どこで、どのように起きるのか、それが問題だ。金融緩和と政治が、債務とフィンテックで脆弱化したシステムの崩壊をもたらす。元日銀審議委員が読み解く、世界経済の行方。

目次 : 第1章 リーマン・ショックの傷跡(リーマン・ショックとは何だったのか/ 低下する世界経済の潜在力 ほか)/ 第2章 危機は何度も現れる(過度な楽観論の再燃/ 債券市場こそが震源地 ほか)/ 第3章 危機の引き金は何か(貿易戦争が経済・金融危機を引き起こす/ 米国によみがえる双子の赤字問題 ほか)/ 第4章 ポピュリズムと格差(リーマン・ショック後の所得格差/ グローバルな労働分配率の変化 ほか)/ 第5章 危機後の世界(政策対応の余地は限られる/ 日本銀行ETF買入れ策の出口戦略 ほか)

【著者紹介】
木内登英 : 野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト。前日本銀行政策委員会審議委員。1963年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。1987年に野村総合研究所に入社後、経済研究部・日本経済調査室(東京)に配属され、それ以降、エコノミストとして職歴を重ねた。1990年に野村総合研究所ドイツ(フランクフルト)、1996年には野村総合研究所アメリカ(ニューヨーク)で欧米の経済分析を担当。2004年に野村證券に転籍し、2007年に経済調査部長兼チーフエコノミストとして、日本経済予測を担当。2012年に内閣の任命により、日本銀行の最高意志決定機関である政策委員会の審議委員に就任、量的・質的金融緩和の拡大、マイナス金利、イールドカーブコントロールに反対票を投じた。2017年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒロキです

    日本のリーマン・ショックによる影響が大きかった要因として、筆者は他国よりも海外依存が大きい(ドル資産が多い、日系企業はドル建て契約の輸出入が大半)からだと言う。これを教訓に内需型経済へと変貌することも出来たはずだが、現状変わってはいない。またデフレ・スパイラルは世界恐慌時のみ生じた特殊例が、普遍的なとのと誤解された結果、マイルドなデフレに対しても過剰な金融緩和策が実施されやすい。それが資産インフレと過剰債務を生み、逆に資産デフレと過剰債務の削減に繋がって深刻な経済打撃を長期的に産むと述べていた。

  • スプリント

    リーマンショックで世界経済は崩壊寸前まで追い込まれ、国際経済の脆さを露呈しましたが、実は現在も静かに崩壊に向けてシステムの破綻が進行しているのではないでしょうか。世界経済の行く末を論じています。

  • kaz

    前日本銀行政策委員会審議委員という立場から、現在の金融政策に警鐘を鳴らした書と言える。覇権の考え方はオーソドックス。中国の立場に一定の理解を示している点は、面白い。また、それらと経済政策等を絡めたロジックも一つのポイント。構成は、「第1章 リーマン・ショックの傷跡」「第2章 危機は何度も現れる」「第3章 危機の引き金は何か」「第4章 ポピュリズムと格差」「第5章 危機後の世界」。

  • サボテン

    少し前に書かれた本だけど、最新の見方がわかった。ポピュリズムの台頭で構造改革が進まないこと、リスクは債券バブルの崩壊や理財商品の連鎖下落。トランプ政権は米国第一主義を掲げて世界のリーダーの地位を低下させる一方で、中国に覇権を奪われることを強く警戒している矛盾。

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