宇喜多の楽土

木下昌輝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163906522
ISBN 10 : 4163906525
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
352p;20

内容詳細

戦国を駆け抜けた心やさしき俊才の生涯
父・直家の跡を継ぎ豊臣政権の覇者となった秀家。関が原で壊滅し、八丈島で長い生涯を閉じるまでを描く傑作長編。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    木下昌輝は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。宇喜多シリーズ第二弾、前作の死臭が漂う雰囲気と異なり、爽やかな印象です。『宇喜多秀家はつらいよ!』といった感じでした。但し、これでは直木賞は獲れません。

  • yoshida さん

    「宇喜多の捨て嫁」の続編。梟雄・宇喜多直家の子である宇喜多秀家を描く。宇喜多秀家の印象と言うと、司馬遼太郎氏の「関ヶ原」等での豊家の藩屏たる矜持を持つ武将の印象が強い。本作では自領と民を守らんとする新しい宇喜多秀家像がある。母親であるお福の方が登場しないのも驚き。何より、醜悪に描かれる豊臣秀吉や、秀吉亡き後の毛利家の動き、関ヶ原の戦いの描き方に新しい解釈があり新鮮な気持ちで読めた。宇喜多秀家が八丈島に生涯流罪であったひとつの解釈が示される。歴史には様々な視点や側面があることが分かる。個人的には前作が好み。

  • いつでも母さん さん

    『難しき道をいく』木下作家が描く宇喜多秀家。跡継ぎは辛いなぁ。父と望んだ楽土の為に生き延びるゆえ、それを「死に損ねた。」と云う男。18年前に助けた男の息子に助けられ、結果八丈島へ配流された男の生涯。どれほど仲睦まじくとも豪姫との決別は悲しかったが、戦国ならではだろう。木下さんの描く人物はどこか哀しい。だが、そこが良い。

  • しんごろ さん

    父の宇喜多直家ほどの謀略の才はないが、時折、優しさを垣間見せる行動に父直家にはない才を感じる。ただ、正木左兵衛を密かに召し抱えた策は、父譲りのように感じた。とはいえ、秀家の優しさが仇となることもあり、それが関ヶ原の合戦だったのではないかと個人的に思う。宇喜多家内紛にしても優しさが仇となったのだと思う。流れに抗い信念を貫く姿は良かったし、見習いたいとも思う。そして、秀家と豪姫の夫婦愛の絆の深さに涙ぐんだ。秀家が描く楽土を見てみたかったな。

  • Aya Murakami さん

    絵金、闇を塗るの作者の本として紹介されていたので図書館で借りてきた本 みんなに慕われているからこそ生きなければならない。それは生き恥ではない。というのが本作のテーマでしょうか? 平和に土地を耕し畑の世話をしたいと作った干拓地に結構長生きした秀家が最後の人生を送った八丈島。楽土は人を思う善意が作っていくものなのかも?左京亮の最後は壮絶で惨めだったのと対照的。

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人物・団体紹介

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木下昌輝

1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。2012年に「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞、14年『宇喜多の捨て嫁』で単行本デビュー。同作は第152回直木賞候補となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞を受賞した(本データはこの書籍が

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