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人形家族 幻冬舎文庫

木下半太

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344424586
ISBN 10 : 4344424581
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan

Content Description

“伝説の刑事”になることを夢見る、「バネ」こと赤羽健吾の前に、連続殺人鬼が現れた。犯人は警察を嘲笑うかのように、死体をマネキンと並べて堂々と放置。しかも、被害者の胃の中には未消化の御馳走が…。異常犯罪を扱う警視庁行動分析課のメンバーとして、バネは上司の育子、後輩の栞とともに犯人を追うが、犯人の狂気は想像を超えていた―

【著者紹介】
木下半太 : 1974年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    アヒルキラーの続編ということで楽しく読みました。前作で役目は終わったかと思ってたバネの祖父(伝説の刑事)の若かりし頃が描かれたり、世代を超えて圧し掛かる凶悪事件を悪夢シリーズのスピード感で味わいました。前作同様、「遺伝とサイコパス」がテーマのような気がします。そして、やはり続編が欲しいです!

  • セウテス

    行動分析課赤羽健吾シリーズ第2弾。早くも、期待のシリーズとなりました。今回は殺害した遺体を、マネキンと共にディスプレイするマネキンキラーとの戦い。前作登場の女優桑田栞が警察学校を卒業し、行動分析課の赤羽ことバネの後輩として着任している。今回も特徴として、過去のバネの祖父の事件1978年に起きた世田谷区一家惨殺事件と、リンクして物語は展開する。ある意味前作からコンビの、バネと栞の成長も楽しみだ。シリーズのテーマでもあるシリアルキラーの継承、何もせずとも産まれ持っての殺人者は存在する、との考え方は流石に恐い。

  • papako

    アヒルキラー続編。マネキンを家族に見立てた連続殺人事件。八重樫率いる行動分析課が追う。サブタイトル通り赤羽健吾の喧嘩の危機。最後は後味悪く。全体的なあっさりかなぁ。健吾と栞の関係の描写が多くて、事件よりも二人にフォーカスされていたからかな。続くのかしら?

  • ehirano1

    「どこまでも弱い自分に泣きたくなる。夢を持てないことよりも、夢を持たなくてはいけないという強迫観念に負けているのが辛かった(p189)」。『夢を持たなくてはいけないという強迫観念』というのは、『やればできる』という言葉の裏には結構残酷な内在性理論が存在しているのと同様のことだと思いました。

  • ehirano1

    有能プロファイラー「私が信じているのは人間の心じゃないから」、サイコキラー「心じゃなければ、何を?」、有能プロファイラー「性よ。どんな人間にも、決して抗うことの出来ない衝動があるの。本人は、しっかり考えて選択して動いているつもりでも、それには逆らえない」。なるほどと思いました。いわば、性≒本能ってことなのでしょうか。

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