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ISBN 10 : 4409520679
Content Description
江戸時代の農村は本当に貧しかったのか。奈良田原村に残る片岡家文書、その中に近世農村の家計をきわめて詳細にしるした記録が存在する。本書ではその世界史的にも貴重なデータを初めて精緻に分析し公開。そこから導かれる数々の発見は、これまでの近世観を根底から覆し、世界水準の研究とも連携した歴史学の新たな出発ともなるだろう。なぜ日本人は貧困についてかくも冷淡で、自己責任をよしとするのか。日本史像の刷新を試み、現代の問題意識に貫かれた渾身の歴史学。
目次 : 第1部 世帯経営から見つめる貧困(村の「貧困」「貧農」と近世日本史研究/ 一九世紀初頭の村民世帯収支/ 家計から迫る貧困/ 生き抜く術と敗者復活の道)/ 第2部 貧困への向き合い方(せめぎ合う社会救済と自己責任/ 操作される難渋人、忌避される施行/ 公権力と生活保障/ 個の救済と制限主義)
【著者紹介】
木下光生 : 1973年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、奈良大学文学部准教授。博士(文学)。専門は近世日本史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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イボンヌ
読了日:2019/04/06
デューク
読了日:2019/02/15
カモメ
読了日:2021/01/31
lovekorea
読了日:2019/02/01
京都の一読者
読了日:2018/11/27
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