三面鏡の恐怖 河出文庫

木々高太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415987
ISBN 10 : 4309415989
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;15

内容詳細

真山十吉の前に、別れた恋人嘉代子とそっくりの女性が現れた。妹だと名のる。真山は政略的に結婚した女性と死に別れていた。彼は妹伊都子と再婚する。三面鏡の前で化粧する新妻は、肺病で死んだという嘉代子に瓜二つだった…。そんな折、真山の政略に絡んだ弁護士平原が殺される。その犯人は?戦後世相ミステリの傑作、初文庫化。

【著者紹介】
木々高太郎 : 1897年、山梨県生まれ。推理小説家、詩人。慶應義塾大学医学部卒業後、同校助教授に(大脳生理学)。『新青年』1934年11月号に「網膜脈視症」を発表しデビュー、以後同誌に数々の短篇探偵小説を発表。同年に甲賀三郎が本格探偵小説の独自性を主張したのに対し、その芸術性を提唱し、36年に“探偵小説芸術論争”を展開する。同年発表したその実践作『人生の阿呆』で直木賞受賞。日本探偵作家クラブ第三代会長なども務め、1969年、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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探偵小説芸術論を提唱していた著者の作品。...

投稿日:2018/05/12 (土)

探偵小説芸術論を提唱していた著者の作品。 導入部は、家庭小説の様な雰囲気から、殺人が発覚してからは、一転探偵小説の雰囲気に変わります。 純文学の垣根を越えた表現を目指していたのでしょうが、探偵小説と純文学の二つの糸を縦糸と横糸で織りなすまでには至っていないような気がします。 でも、当時の社会の雰囲気は充分感じられ、楽しませてもらいました。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • sashi_mono さん

    「KAWADEシリーズ」のなかでは、おもしろい方だったな、と。毎回、探偵小説を読んで思うのは、警察の捜査に探偵がまぎれ込むことを作中人物の誰もが疑問に感じてないこと。現在からすると、捜査権の侵害に当たらないの?と思ったりするのだけど、当時は設定としてOKだったんだろうね。

  • 印綬 さん

    1947〜48年までの新聞連載探偵小説。河出文庫の探偵・怪奇・幻想シリーズの新刊。"乗合馬車"など、語彙やセリフがかなりノスタルジック。登場人物の心理を多元的に描写したと書いてある通りの群像書き。三面鏡の意味付けや劇的な展開はよかったけれど、最後は何だかモヤモヤ感が残る終わり方だったかな。

  • タリホー さん

    発表当時としては珍しい「心理的多元描写」を用いた探偵小説だそうだが、要は複数の人物の視点によって殺人が起こるまでの様子が描かれ、殺人後は警察・探偵による捜査が始まるという形式であり、珍しさ・斬新さは特にない。殺人事件の方も特にトリックらしいトリックもなく凡庸な感じ。評価点を挙げるならば、三面鏡に映る顔というビジュアル面だろうか。

  • asobi さん

    戦後世相ミステリとカバー裏にあるが、まさに戦後新世代の息吹を感じる風俗ミステリ。三面鏡は、旧世代・新世代・中間世代の象徴か。読後「青い山脈」みたいな印象を残す作品。ちょっと前に読んだ正史の「雪割草」と比べると、時代の空気が感じられる。それにしても、若い女性でも兎をピストルで撃つ時代だったんですね。びっくり!

  • Kotaro Nagai さん

    本日読了。河出のノスタルジーシリーズの新刊。木々高太郎は乱歩と同時代に活躍した作家。本作品は昭和22年、サン写真新聞に連載され、映画化もされている。普通のミステリー小説と違うのは、殺人事件が起きて探偵が活躍するのは半分を過ぎてから。それまでは登場人物の心理を描写しながら進んでいく。なかなかユニークな構成。2時間もののサスペンスドラマとしてテレビドラマ化しても楽しめそうな作品でした。

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