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わたしの気になるあの子 ノベルズ・エクスプレス

朝比奈蓉子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591169100
ISBN 10 : 4591169103
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある日、クラスメイトの詩音が、坊主頭で学校にあらわれた。「女の子が坊主なんてヘン」とみんなは冷たい目で見るけど、本当にヘンなこと?ふつうじゃないのは、いけないこと?瑠美奈は、詩音がいじめられているのを助けてあげたのに、「ありがとう、でもほっといて」と言われてしまい―どうしたらいい?気になるあの子に近づくために。

【著者紹介】
朝比奈蓉子 : 福岡県生まれ。筑紫女学園短大卒業。『へそまがりパパに花束を』『「リベンジする」とあいつは言った』などの児童書作品がある

水元さきの : 1995年東京都生まれ。柔らかな線と彩色で、書籍や雑誌・広告などのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    児童書。YA。瑠美奈(るみな)は、祖父が「女は女らしくしろ」と言うのに違和感を感じていた。自分の好きな服を着たいのに否定されのはおかしい。そんな時、同級生の詩音(しおん)が突然、坊主頭で登校してきた。「女の子が坊主頭なんてヘン」とみんながいじめるのを見て助けようとしたのに、詩音はほっといて欲しいという。瑠美奈はある美容師と出会い、決心する▽ジェンダーフリーについて、最初は特に意識してなかった小学6年生が「普通って何?」「自分らしくって何?」と考え始める成長物語。瑠美奈がいい子、家族がいい人でよかった。

  • たまきら

    お姉さんの学校のブラック校則への抗議としての坊主頭がジェンダーフリーと関係していることに全く気づけませんでした。なぜなら自分もスキンヘッドにしたことがあり、髪型に対するステレオタイプがなさすぎるせいです。ですから本を読み終わる直前までなぜ彼女たちが男の子になりたい様子や女の子のような髪型をしている男の子がいないのか不思議でした。アフリカ系日本人の方と普通に日本語で話していて「日本人扱いしてもらったの初めて」と言われてビックリした時と同じ気持ち。う~ん困ったなあ。

  • マツユキ

    弟の入学式にやってきた祖父は、弟を跡取りと言って大事にし、留美奈には女の子らしい服を強要する。留美奈が、入学式の手伝いに学校に行くと、同級生の詩音が坊主頭になっていた…。そんな理由で坊主にしていたのか。一人の行動が、他の人を動かして、それがまた…というのが面白いです。心は一つじゃないけど、それも多様性。前向きなラストで、心温まりますが、同級生の沙耶ちゃんが気掛かりですね。

  • Mer

    最近の児童書は、多様性やジェンダー問題を取り入れた書籍が多くなってきた。それだけ世の中が変わりつつあるという事と世代関係なく取り組む事なんだろうが、いざ実際に起きたらどうなる?自分や周りの人はその行動を直視し、共感できるだろうか?姉妹の様に興味本位で扱われ、多様性・価値観を受け入れようという学校はどう対処するのだろうか? ただ単にジェンダーや多様性を訴えるのではなく、リアルな現実問題が書いている本書。もの凄く考えさせられる一冊。

  • くぅたん

    6年生の留美奈。おじいちゃんの求める「女の子らしさ」にうんざり。そんな中、クラスメイトの詩音が丸坊主にした。女子が丸坊主は変なこと?普通って何?ジェンダー、同調圧力、いじめ、自分らしらとは?悩みながら育む友情。たしかに、生まれた時は男も女も無い。かわいいかわいい赤ちゃんだ。

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