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なぜ教員の質が低下しているのか 朝日新書

朝比奈なを

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022953278
ISBN 10 : 4022953276
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「先生」がいなくなる…。危機に瀕する教育現場の今に迫る!経済や社会構造の変化は学校の役割を肥大化させ、教員の負担は激増した。その結果、教育だけではなく、生徒、保護者の「学校からの逃走」が進んでいる。元教員である著者による、当事者への丹念なヒアリングから、教員志望者や教育実習の現状を浮き彫りにし、教育と社会の未来を考える、画期的リポート。

目次 : 第1章 子どもの「逃走」が進んでいる/ 第2章 保護者も学校から遠ざかっている/ 第3章 教員も学校から遠ざかっている/ 第4章 なぜ教員志願者が増えないのか/ 第5章 教員になるために何を学んできたのか/ 第6章 教育実習の今/ 第7章 それぞれの立場にとっての教育実習/ 第8章 教育実習の温故知新―戦前・終戦直後の実習記録から現状を考える

【著者紹介】
朝比奈なを : 東京都出身。筑波大学大学院教育研究科修了。公立高校の地歴・公民科教諭として約20年間勤務した後、大学非常勤講師、公立教育センター勤務、高校生・保護者対象の講演等幅広い教育活動に従事。その体験と取材をもとに『内外教育』(時事通信社)、『月刊高校教育』(学事出版)他で連載を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    社会の変化と少子化で学校はサービス業と化し、生徒と保護者は消費者となった限界の教室。自身も高校教師だった著者が現場取材して最前線を追う1冊。児童・生徒の問題行動や長期欠席社が増え、低年齢と重症化が進む不登校。学校と保護者の認識の乖離と意識の変化、深刻な教員不足、なぜ教員志望者が増えないのか、教員養成制度の変化と教育実習の実態。人材の確保と育成が困難になっている現状は、社会全体の意識の変化も大きいと感じますが、筆者が指摘する逃走というキーワードは、まさに今の教育の空洞化を的確に表しているような気がしました。

  • Asakura Arata

    本書を読んで日本の教育が再起不能に近いほど深刻な状態がよくわかる。間接的に関わることが多く、ダメダメな部分しか見えていないから、全体的にはもう少しマシなのではないかと思っていたら、さにあらずだった。個人単位で教育をしていくしかないか。

  • AKO

    教育現場の現状が書かれていた。私は学校現場を離れて数年、本当にその通りだったなと思うこともあれば、この数年だけでも色んなことが変化しているんだろうと思う。それが人それぞれ良いこともあれば、やりにくくなっていることもあって。教育への愛を取り戻すことが大事というのがこの本の結論で、それは共感するし、でもそのためにどうしたらいいのかがもっとあるとよかったな。私の身近には愛にあふれた先生多くいるけど!そして学生の声にもあったように、本当に高校無償化よりも既存の設備などの改善が先だと私も思う。

  • totuboy

    学校から、子供、保護者、教師の三者が逃走している、という点は合意。コロナの時に浮き彫りとなったと思うが、学校の担う役割とはいったい何なのか。本来は「教育」がその主目的であるはずなのに、「福祉」「保育」といった点が重視されているのが今の日本の教育の問題点ではなかろうか。教育実習生の受け入れ態勢や、師範学校時代の教育実習の記録は興味深い。現場の教員に余裕がない今、教育実習生を育てようという気概のある教員が一体どれだけいることか。社会全体が教育の重要性をもっと認識し、学校に対する考え方を変えていかないと!

  • いぬたち

    主に子供や保護者及び教員のの学校に対する求心力の低下と教育実習生関連の情報の2本柱から成り立っている本かな?冒頭で『教員の「質」』という言葉を何度も繰り返し用いているが内容ではほぼ語られることがなく悶々としながら読み切ってしまった…。様々な情報が載せられており教育実習生を経験した人々のインタビューを交えてその当時の有益な情報を提示してくれるが、読了後結局この著者は何を言いたかったんだろうという疑問を抱いてしまった。

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