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大正浪漫乙女恋譚抄

望月麻衣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309039596
ISBN 10 : 4309039596
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひさか

    2025年4月河出書房新社刊。書き下ろし。天花寺さやか:帝都百貨店の職業女史、卯月みか:朱雀が紡ぐ恋、みちふむ:将官と男装令嬢の恋、望月麻衣:龍神様の許嫁、の4編のアンソロジー。いずれも、典型的な悪者いじめ役が登場するわかりやすい世界で、舞台化しても映えるかと思う。卯月さん、望月さんは、ファンタジー要素があり、より楽しい。

  • よっち

    華麗なるモガの大正時代に誰に虐げられようとも自らの幸せをつかもうと、たくましく美しく前向きに生きた麗しい4人の乙女の物語を描いた恋愛アンソロジー。実家の百貨店で使用人のように働かされていたり、生まれた時から心臓が弱く出来損ないと罵られていたり、背が高く美しいゆえに誰からも虐げられていたり、両親と死に別れ養子に入ったらそこには理由があったりと、女性にはまだ厳しい時代に家族に愛されず孤独と絶望を抱えながらも真摯に生きてきた主人公たちが、運命の出会いを機に報われ幸せになっていくストーリーはなかなか良かったです。

  • はなりん

    4人の作家さんによるアンソロジー。大正、浪漫、乙女のキーワード。ワクワクします。政略結婚での前妻の娘。体が弱く役に立たない娘。男性より背が高い娘。娘の替わりに生贄にする為養女にした娘。それぞれ家族から虐げられ居場所がない。それでも人を思いやり、頑張る素敵なヒロイン達でした。そんなヒロインを見初め、見守り支えるヒーロー達も素敵でした。悪役にはきっちり制裁もあり、読後スッキリ。こう書くと同じような話になってしまうのだけど、それぞれドキドキハラハラ楽しめました。

  • 小梅さん。

    こういうの、本当に好き。 大正浪漫の中の少女たちの恋。 特に1作目の天花寺さやかさんのが素敵。 当時では、まだ珍しくて、世間的に認められてもいなかった「職業婦人」の先陣を切った虐げられた少女。 なんて美しいのだろう。 他の3編も、それぞれを単独で読めば、ものすごくテンションが上がるであろう素敵なお話たち。 でも、思った以上にそれぞれが似通っていたのが、、、 1編目で大いに盛り上がり、2編目でちょっとあれ、となり、3編目、4編目は、、、 でもでも、それぞれは本当に素敵で好きな作品だった。

  • よっしー

    個々の話で考えれば面白かったし、短編で読みやすいのは寧ろ良かった。ただ…アンソロジーでテーマが決まってるんだから仕方ないとは言え、ヒロインの家族が屑すぎてちょっとげんなり。特に妹はセオリーだからか皆ほぼ同じキャラ造形で、もう少し何とかなんなかったかな。天花寺さんのが一番好きかも。

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