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令和版 全訳小説 伊勢物語

服部真澄

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065184103
ISBN 10 : 406518410X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan

Content Description

平安期の読者と同じように物語を楽しむ画期的現代語訳。時代背景を丹念に描き、いまにも通じる、人の心の機微をすくいとる。美しい絵とわかりやすいことばで読む日本の古典文学。

【著者紹介】
服部真澄 : 1961年東京都生まれ。早稲田大学教育学部国語国文科卒。1995年に刊行したデビュー作『龍の契り』が大きな話題となる。’97年『鷲の驕り』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「全訳小説」とのことで大いに期待しました...

投稿日:2021/04/23 (金)

「全訳小説」とのことで大いに期待しましたが、訳にとらわれ過ぎたか、独立した小説としての流れや躍動感がイマイチ。伊勢物語をひと通り知りたい方には良いかと。

ねこ さん | 香川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アルピニア

    伊勢物語の全文を読むのは初めて。この本は、装丁や挿画に伊勢物語絵巻、伊勢物語図が用いられており、ページをめくるのも楽しい雅で華やかな一冊。巻末には原文も記載されている。小説というよりは、詳細な解説付きの丁寧な全訳という印象。様々な場面で歌が登場し、歌が日常生活に密着していたことがうかがえる。ことばの影に込められた、あらわにできぬ思い、権力者への揶揄、栄枯盛衰への嘆き・・。同じ歌でも解説とともに状況を踏まえて読むと感じるものが違ってくる。また、単独ではなく物語の中で返歌とともに味わうことの奥深さも感じた。

  • HMax

    「ばけもの好む中将」からやってきました。「全訳小説」と謳うだけあって、背景を加えた現代語訳+和歌+翻訳者の解釈が、バランス良く、且つ分かり易く仕立てられた一冊(本の最後に原文有り)。平安のプレイボーイと思っていた在原業平、純情で一途の念が強い男の面が多く語られているように思いました。傷心の業平が友と東下りの際の訪問の地で読んだ歌、寂しさに泣いているものが多く、感情の起伏が激しい、平安時代を想像しながら楽しく読了。

  • ムカルナス

    恋多き貴公子・在原業平を主人公にした物語。「から衣きつつなれにし・・」「筒井筒・・」の歌など断片的には知ってるものの、物語のどの場面なのかは知らなかったので現代語訳で易しく読めてよかった。平城天皇の孫である業平が臣籍降下となった政治背景や藤原北家の栄華の影で没落を余儀なくされる人々など当時の状況も丁寧に説明されていて興味深い。天皇の女御や伊勢の斎宮など禁断の恋を求める業平の女性遍歴は不本意にも臣籍降下となったがゆえなのか・・

  • ときわ

    う〜ん、期待したんだけどなあ。するする全部読んだのだからとりあえずは面白かったけど、看板に偽りあり。「全訳小説」とあるが全訳だけど、第四章以降はほとんど小説になってない。これは「全訳解説」だ。作者は「千年の眠りを醒ます」で、定説は業平の本気の恋の相手は二人だが、私は最初の恋はこの人だから三人!と、高らかに宣言していた。だったら全訳にこだわらず高貴な恋のお相手三人説を生かして、小説にして欲しかった。(いろいろ考えたことがあるのでコメントに書きます)

  • Rolf(ロルフ)

    帰省したので上京時に持っていかなかった本を読んだ。共通テストや一般入試に出そうであんまり出ないよね伊勢物語って。

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