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ISBN 10 : 4276201217
Content Description
著者・服部公一は、東京音楽学校(現・東京藝術大学)に在学して創成期の日本の音楽教育を受けた明治生まれの祖母から生地の山形で初期の音楽教育を受けた。
祖父は東京美術学校出身の彫刻家。父も彫刻家であったが、著者が乳児の頃に父母は離婚して母は出奔、ピアノの手ほどきを受けたこの父方の祖母に育てられる。
そして中学生の時には東京に後妻と住んでいた父親のところに身を寄せ、酒場で似顔絵描きをして糊口をしのぐ父親同様、当時弾ける者が少なかったピアノ演奏でアルバイトとも趣味とも言えるような生活を始める……。
戦前から戦後にかけての激動の時代――「童謡が輝いていた時代」でもあった――に、少年期から稀有なボヘミアン体験を重ね、それが戦後のジャズ演奏や童謡の創作、さらには南北アメリカ大陸での活躍へとつながった作曲家、服部公一によるドラマティックな自叙伝。
表紙には和田誠のイラストによる著者のポートレートを掲載。
【著者紹介】
服部公一 : 作曲家、エッセイスト、1933年山形市生。学習院大、ミシガン州立大学大学院に学ぶ。アジア財団奨学金によりアメリカ留学。東京家政大学大学院教授、同付属幼稚園長、ユネスコIMC日本代表などを歴任。外務大臣表彰、文化庁芸術祭奨励賞、レコード大賞童謡賞などを受賞。外務省、国際交流基金などの日本文化広報のため世界各国で講演、客演指揮(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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