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縄のれん福寿細腕お園美味草紙

有馬美季子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396342647
ISBN 10 : 4396342640
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

薄切りにして煮た蛸を、炊き上がる直前の飯に混ぜ込んで、汁を掛ける。それに刻んだ大葉を散らせば、ほんのり桜色に染まった御飯の出来上がり。縄のれん“福寿”を営む美人女将のお園は、優しさ溢れる料理で訪れる人々の心を癒す―。恋に悩む者、過去に囚われる者、生に惑う者。彼らを救う魅惑の一品と一途な想い。人と人とを温かく包み込む江戸料理帖、開幕。

【著者紹介】
有馬美季子 : 1969年生まれ。慶應義塾大学仏文学科卒業。2003年より別名義で活動していたが、『縄のれん福寿―細腕お園美味草紙』で心機一転、時代小説を志す。派遣OLや試験監督、ビラ配布、図書館や工場の仕事など数々のアルバイトをして過ごし、社会経験を積んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆのん

    料理物の時代小説。「みおつくし」シリーズには敵わないが面白かった。なんとなく、時代小説になりきれていない感じがした。高田郁氏、和田はつ子氏などのベテランを読みつけてしまうと少々物足りないかもしれない。シリーズであと2冊あるので追々読んでいきたい。

  • たんぽぽ

    丁寧にかかれていて好感が持てます。時代劇としてこなれていない気もしますが、今後の展開に期待ですね。

  • メルル

    料理に関連した謎解きがあり、人情あり、切なさあり、美味しい料理あり、惚気あり(笑) 縄のれん福寿の女将お園と周囲の人々の物語。記憶喪失で店の前に行き倒れていた、お里の素性にどきどきしつつ、吉之進とはどんな感じになるのか気になる。とにかく簡単で美味しそうな料理がたくさん登場する。ほかの方も感想に書かれていたけれど、時代を考えるとちょっと不思議な料理が登場する。でも主婦としては作りやすいからまぁいいや(笑) 柿の旬が訪れた時、柿の白和えを作ろうと思う。覚えていればの話。

  • ううち

    美味しそうな表紙絵だったので購入。縄のれんを営む26歳の女将が主人公ということで、比較されそうな作品もたくさんあるでしょうがこれはこれで。 人情ものですが、ちょっとした謎解きもあり、サラリと読みやすい。

  • Nazolove

    いわゆる料理人系の小説を手に取ってしまうあたり、もはや職業病ではないかな、なんて思った。(今辞めてしまったけれど) 内容としては料理人が様々な事件に巻き込まれていくというかなりあるある設定ではあったが、楽しんで読ませていただいた。 時折入ってくるレシピやうんちくを入れてくるあたりは勉強にもなったし、料理としてどこかでやってみたいなという感じであった。 個人的にはもうちょっとラブコメ要素がどこかで入ってきたらこれはこれで面白いんじゃないかと思った。(空気上難しいけれど)

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