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ぼくたちが選んだ 1 創元推理文庫

Arisu Arisugawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488400644
ISBN 10 : 4488400647
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

誰もが一度は人生のなかで、忘れられない作品と出会ったことがあるのではないでしょうか。アンソロジーには、誰かが長い時間をかけてあつめたそれらがひとところに収められた、宝箱を見せてもらう愉しみがあります。当代きっての読書家である三人がお互いの “とっておき” をひとつずつ見せあいながら、時間をかけて編まれた二冊のアンソロジー。きっとあなたにとっても大切なものとなる、宝石のごとき一編と出会えるはずです。本巻では、井上ひさし、谷崎潤一郎、永井路子らの9編を収録。

【著者紹介】
有栖川有栖 : 1959‐。大阪府生まれ。『月光ゲーム』『女王国の城』『江神二郎の洞察』『マレー鉄道の謎』『赤い月、廃駅の上に』『濱地健三郎の霊なる事件簿』『日本扇の謎』『有栖川有栖の密室大図鑑』など著作多数

北村薫 : 1949‐。埼玉県生まれ。『空飛ぶ馬』『夜の蝉』『ニッポン硬貨の謎 エラリークイーン最後の事件』『鷺と雪』『いとま申して』『中野のお父さん』『水 本の小説』『詩歌の待ち伏せ』『ユーカリの木の蔭で』など著作多数

宮部みゆき : 1960‐。東京生まれ。『パーフェクト・ブルー』『心とろかすような マサの事件簿』『本所深川ふしぎ草紙』『龍は眠る』『火車』『蒲生邸事件』『模倣犯』『名もなき毒』『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • minami

    この御三方の忘れられないとっておきの物語。しかも対談されていて、そちらも気になる。選んだ物語の分類のマークもかわいい。大好きな津村記久子さんの分類マークは「怪奇と冒険」でいじめの話。いじめの内容にこのマークとは、読む前から興味津々だった。上司のパワハラに怒りと恐怖で押しつぶされそうで、ずっと塞いだ気持ちのいく末にこんな結末が待っているなんて。やっぱり津村さんの優しさを感じる表現が好きだ。その理由を宮部さんが語っていて、心にすとんと落ちた。また読みたい作品が増えてしまう。パート2も手元にあるので楽しみ。

  • tosca

    有栖川有栖、北村薫、宮部みゆきが選んだ9つの短編が収録されており、最後は3人の選んだ作品についての読書会になっている。各短編には、編者が分類マークを付けるお約束になっていて、創元推理文庫・創元SF文庫の作品ジャンルに使われていたマークが付いているのが楽しかった。有栖川さんの選んだ高村信太郎「秘嶺女人奇談」、1977年5月号の〈幻影城〉という雑誌に載った物だそうで、これは面白かった。北村さんの選んだ井上ひさし「括弧の恋」はSFマークが付いていて、これは分類も難しかっただろう。他の作品も全てクオリティ高し

  • Tanaka9999

    2025年初版、東京創元社の創元推理文庫。9編。谷崎潤一郎の耽美はある意味徹底している。江戸川乱歩の耽美との比較が座談会では語られていて、ある意味面白い。それにしてもまさか翻訳小説まで出てくるとは思わず、この幅広さにはもう参るしかない。

  • KAKO

    三作家の編んだアンソロジー。選りすぐりなだけに、1作目から退屈せず読ませられた。極彩色な短編という感じを受けたのが「秘嶺女人綺談」異国、謎、冒険…とにかく派手な短編。谷崎の「青塚氏の話」いや〜っ!気色悪っ!なんてことないのに、じんわり来るのが「さようなら、ハーマン」こういう作品の味わいが少しわかるようになってきた。「同じ夜空を見上げて」結局電車はどうしたんだろう。切ない…。安定のクリスティ短編集を読んでいて、図書館から順番が回ってきたので中断してこちらに変えて読んだのだが、流石におもしろかった。

  • geshi

    ちょっと図りかねる作品もビッグネーム3人の鼎談があるとスッと入ってくる解説付きアンソロジーの強み。『括弧の恋』井上ひさしの遊び心満載でこんな題材も小説になるんだと感心する。『十二月の窓辺』新社会人の受ける理不尽なプレッシャーに二十余年前の自分を思い返し体温が低くなった。『青塚氏の話』あまりにねちっこく執拗な女性の肉体描写は官能を越えて恐さすら感じるわ。『閃くスパイク』野球界から追われロートルとなって嫌われても野球に賭ける思いが切実。それを受け継ぐ締めが良いなぁ。

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