幽霊刑事 講談社文庫

有栖川有栖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062737876
ISBN 10 : 4062737876
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,514p

内容詳細

俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された…はずが幽霊に!?しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて…。いったい真犯人は誰なんだ!そして俺はどうなってしまうんだ!ミステリーとラブストーリーが融合、二〇〇一年度本格ミステリー・ベスト10入りの傑作。

【著者紹介】
有栖川有栖 : 1959年大阪市生まれ。同志社大学在学中より推理小説研究会に所属して創作等で活躍。処女作は『月光ゲーム』(東京創元社)。『マレー鉄道の謎』(講談社ノベルス)で第56回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おしゃべりメガネ さん

    名作ミステリーを多数書かれている作家さんですが、意外にも初読み作品がこの作品でした。他の作風がどういう感じなのか、恥ずかしながらまったくわかりませんが、今作品はとても読みやすく、展開もスムーズでボリュームのわりにテンポが良かったので、おもしろかったです。洋画などにありがちなネタではありますが、コミカルかつロマンティックに書き上げているので、飽きることなく読み進めることができました。ミステリーの中にロマンスを加える(与える)のって、地味に結構難しいと感じるのですが、作者さんはサラッとやってくれましたよ。

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    何故俺は課長に射殺されなければならなかったのか。無念と憤り、恋人への恋慕が神崎を幽霊として現世に留まらせた。霊媒体質の同僚・早川を相棒に真相を追うが、事件は更に混迷を極めていく。映画ゴーストを彷彿とさせる設定ながら中身はしっかり本格の仕上がり。特にフェイクを巧みに仕込んだwhoとwhyに関する伏線は秀逸で、幽霊という設定がロジックに見事に生かされている。相棒とのコミカルな掛け合いと癖のある犯人候補たちに笑い、せつないラブストーリーにホロリ。全ての登場人物に優しい目線を感じる有栖川作品に今回もまた癒された。

  • aquamarine さん

    上司に突然射殺されてしまった刑事の神崎。気づいたら幽霊に!誰にも気づいてもらえない彼が唯一認識してもらえ、会話もできたのが同僚の早川。イタコの血を引いている彼と、コンビで自分の事件の捜査を始めます。初期作品なので最初文章に少し違和感がありましたが、読み進めるごとに、本格の楽しさと、ラブストーリーの切なさがぐいぐいと沁み込んできました。黒幕等全く想像できませんでしたが、真相に到達すると綺麗に伏線が張られていたこともわかりますし、ラストの余韻も素晴らしいです。新装版発売をきっかけに積読を崩して良かったです。

  • chiru さん

    幽霊になった刑事が、自分が殺された事件の『いつまでも見えてこない動機』を捜査するお話。 映画『ゴースト』みたいだけど映画と違って、物を動かす超現象を仕込んでくれる先輩幽霊は登場せず、好きな彼女に触れることも、意志を伝えることもできないのが辛そう。 事件は色々と微妙で、謎解きは予想通りで正直楽しめなかった。 でも『霊感体質の後輩』が強烈におもしろすぎる良い人キャラで、ふんわりと切ないラストの陰の立役者として活躍。 というかほとんど主役といっていいくらいの存在感。大好き! ★4

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    参加型イベントのノベルズ。イベントに参加した人は主人公の視点で謎を解いて行ったんだろうなと思うとチョット羨ましい。

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人物・団体紹介

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有栖川有栖

1959年大阪府生まれ。’89年、『月光ゲーム』でデビュー。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。’08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。’17年『幻坂』で第5回大阪ほんま本大賞受賞。’18年「火村英生」シリーズで第3回吉川英治文庫賞受賞。’22年、第26回

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