ほむら 文春文庫

有吉佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167902544
ISBN 10 : 4167902540
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
262p;16

内容詳細

女犯の咎で寺を追われ二十年修行した僧が試される時(「ほむら」)、桜見物に召しだされた女歌舞伎一座の男女と関わる千姫の懊悩(「千姫桜」)、中国稀代の美女・王昭君を描いた画家の運命(「落陽」)。人間普遍の欲望、精神の血しぶき、芸術の極みを描き出した二十代有吉佐和子の輝かしい才能が堪能できる珠玉の八編。

【著者紹介】
有吉佐和子 : 昭和6(1931)年、和歌山生まれ。昭和31年に『地唄』で文壇デビュー。世界初の全身麻酔手術を成功させた医者の嫁姑問題を描く『華岡清洲の妻』(女流文学賞)など意欲作を次々に発表し人気作家の地位を確固たるものにする。昭和59年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キムチ さん

    8つの短編(一つは戯曲台本)が収められている。筆者、20歳代の初期物。時間的には1955〜1961.私にとっては不可思議な時間・・生まれていたけど幼児・・空気感がつかめぬものの、読んでいて何となく作背景が見えるような。才能が迸っている感・・言葉がキラキラしている。私の記憶にある有吉さんは「才女・・近寄りがたい!」圧巻は表題の「ほむら」女反という非日常的言葉ながら「寺を追われた後の20年の修行が試される」その極地とは・・分かるような分からないような世界。解説を担当している伊吹氏の文が理解し辛い。

  • たぬ さん

    ☆4 有吉氏6冊目、作者20代の時の8編。相変わらず戯曲の面白さは理解しきれない私だけど小説7編は楽しめた。魂を削ると言おうか鬼気迫ると言おうか、どの話の登場人物も生き様が濃ゆくて若干の読み疲れはあったかもしれない。特に「紫絵」の白滋、「第八戒」の華鶴にそれを強く感じた。

  • ken_sakura さん

    よく切れる包丁のような8編の短編集(^_^)あの世から新作を出版する方法は無いのかしら?と希うと同時に、生き返って欲しいとは思わない何かを感じる有吉佐和子の初期の作品(とてもほめてます♪( ´▽`))どの短編も感じが強く、良かった。強いて、主人公お勢が好きなので「「薬湯便覧」由来」が一番好き。

  • penguin-blue さん

    その昔「華岡青洲の妻」を読んだ時の鮮烈なショックは忘れられない。「恍惚の人」「複合汚染」「非色」等、重たいテーマを人に先んじて主題とし、でも小説はどれもテーマに負けずに「人が生きている」ことが本当にすごいと思う。この本は主に20代の時代物の作品を集めた短編集だが、どれも色合いが違い、本当に粒ぞろいでページ数以上の満足感。特に切支丹でもないのに踏絵が踏めなかった遊女の話「第八戒」は遠藤周作の「沈黙」が話題になっている今読むと非常に印象深い。

  • 那由多 さん

    表題作の『ほむら』よく分からず、人生の修行不足を痛感した。『落陽』王昭君の肖像画エピソードにこんな味付けをするなんてゾクゾクする。

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人物・団体紹介

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有吉佐和子

1931年、和歌山市生まれ。作家。東京女子大学短期大学部英語科卒。1956年『地唄』で芥川賞候補となり、文壇デビュー。以降、話題作を発表し続けた昭和を代表するベストセラー作家。1984年没

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