超人幻想 神化三六年 ハヤカワ文庫JA

會川昇

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150312053
ISBN 10 : 4150312052
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
会川昇 ,  
追加情報
:
368p;16

内容詳細

人間以上の力をもつ“超人”が存在する神化36年の日本は戦後復興にわいていた。テレビ視聴者が増えるなか、ディレクターの木更嘉津馬が担当する生放送人形劇の開始直前、スタジオに元GHQの男らが乱入し、さらに謎の獣が現われスタッフを惨殺。その様子がお茶の間に流れると思ったとき、気づくと嘉津馬は放送開始40分前に戻っていた―アニメ「コンクリート・レボルティオ―超人幻想」の前日譚にしてもう一つの昭和史。

【著者紹介】
會川昇 : 1965年、東京都生まれ。1983年「亜空大作戦スラングル」で脚本家デビュー。ロボット物、時代物、特撮に至るまで幅広く脚本を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MICK KICHI さん

    <超人>=スーパーヒーローへの憧憬を持っていた昭和世代にとっては堪らない設定。超人大国日本にとって、その存在を歴史の影に潜ませて物語を紡ぐのは常套とも言えるが、<超人>そのものの概念を主題に持ってくる手法が秀逸。複数の超人をリスペクト溢れるキャラ設定で群像劇に仕立て上げているのが楽しい。夕方6時の人形劇、完全無欠の良心ロボット、伝奇世界の不死者等、テレビ文化の黎明期のオマージュに心踊ってしまう。本編のアニメの前日譚の役割も充分果たしているし、歴史改変ものとしても独立した魅力がある。

  • Bugsy Malone さん

    テレビの普及と共に様々なヒーロー(超人)が生まれた昭和。その超人達は画面を通して知り得た現実に起きている事柄と同様、個々のの記憶に現実と変わらぬ歴史として刻み込まれている。著者のその想いを昭和という年号から超人達が実在していた神化という年号に置き換え小説としたこの作品、同名のアニメも観ていないのでどんなものかも解らず読み始めたが、どんどんと神化という世界に取り込まれ夢中になって読んでしまいました。SFやミステリーと単純に括れない、著者と同時代を過ごした自分にとってはノスタルジー溢れるとても良い小説でした。

  • ブルー さん

    傑作。SF。タイムトリップ、歴史の改変。超人と人間の物語。戦後の日本。昭和のヒーローやSFが好きなら読んでほしい。アニメは観ていないがそれは関係なく楽しめる。作り込まれた展開に驚愕する。超人たちにも悲しみはあるのだ。

  • METHIE さん

    つい最近めでたく放映が終了したコンレボの小説。 あるテレビ番組のディレクターが巻き込まれたタイムリープと超人達の戦い。コンレボの魅力とは何か。 それは超人≒フィクションとは何か?正義とは何か?昭和とは何だったのか?そういったことを詰め込みすぎな位に訴えている点だろう。 本作でもそれは顕著に出ており、主人公の親の軋轢や妻になる女性のビターな末路などに現れている。

  • トラシショウ。 さん

    秋から放送開始のアニメ「コンクリートレボルティオ〜超人幻想〜」の前日譚。「超人」と呼ばれる存在の噂が囁かれる戦後間もない「神化」の年号の日本を舞台に、突如居合わせたテレビスタジオでの大量殺戮と、その直後に自身だけが認識した時間の巻き戻りの謎に挑む若きディレクターの活躍を描く、ざっくり言うと歴史改変+能力バトル物。前日譚との事でアニメは録画済み未視聴。巻き戻される時間、序盤の語り手の不安定さ(理由は在るけど)で出足こそ冗長に感じるけれど、中盤以降はかなり波に乗って読み進める事が出来た(以下コメ欄に余談)。

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會川昇

1965年、東京都生まれ。1983年「亜空大作戦スラングル」で脚本家デビュー。ロボット物、時代物、特撮に至るまで幅広く脚本を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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