Books

いのちの言の葉 やまゆり事件・植松聖死刑囚へ生きる意味を問い続けた60通

最首悟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784393334010
ISBN 10 : 4393334019
Format
Books
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
最首悟 ,  

Content Description

東大闘争、水俣病告発、重度障害を持つ娘との生活…日本社会の歪と対峙してきた著者が、津久井やまゆり園事件の植松聖死刑囚へ送り続けたメッセージ。誰もが抱える内なる差別意識と偏見を乗り超えるために紡がれた60通の手紙。

目次 : 優生思想/ 心失者/ 化け物/ 心象が姿をあらわすとき/ 不快感/ 生命の糞/ 同質療法と偽薬効果/ ペンフィールドの脳実験/ 月がおのれかおのれが月か/ 「場」と「間」/ 神と人間/ 人間関係の基準/ あなたとわたし/ われ思うゆえにわれあり/ 日はまた昇る/ 風土/ 手紙をもらって/ 言語は本能/ 同害報復/ 公判を傍聴して〔ほか〕

【著者紹介】
最首悟 : 1936年(昭和11年)、福島県出身。東京大学大学院理学系研究科動物学専攻博士課程中退。東京大学教養学部助手を27年務め、和光大学人間関係学部教授(環境哲学)、人間関係学部学部長を経て、和光大学名誉教授。元全共闘活動家。駿台予備校講師としても活動。第一次不知火海総合学術調査団に参加、第二次調査団団長。専門は社会学、生物学。ダウン症で知的障害のある三女星子さんと暮らす。横浜市内で精神障害者通所施設や作業所の運営に携わる。「障害児を普通学校へ・全国連絡会」世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ネギっ子gen

    【命は、「共に生きる」という属性を持っている】東大闘争や水俣病告発などを経て、重度障害を持つ娘・星子と共生し、日本社会の歪みと対峙してきた著者が、植松聖死刑囚へ送り続けた60通の手紙を収録。安保闘争渦中で思い、以後も考え続けた「自己否定」について、<正義感がどうして起こってくるかは別に書かなければなりませんが、ここでは、どうして許さないと思うのか、そしてその思いを行動に移す段階で、自分にその資格があるのか、ということを考えます。自己否定とはそういうとき、自分は真っ白じゃないと思うことから始まります>と。⇒

  • 元気伊勢子

    本を読むと世界が広がっていく。知らなかったことを知っていくのは、とても嬉しい。それに更に物事に対して偏見や思い込みがなくなればもっと良い。内村鑑三の話が印象に残った。

  • チェアー

    植松被告からの最後の手紙で、「あなたは良いかもしれないが、母親の苦労を考えたことがあるか」との趣旨が書かれていた。それに対して最首さんは専業主婦の矜持を持ち出して、「我が家はうまくいっている」と書いていた。それはあまりいい返答とは言えないと感じた。被告の手紙は、ストレートで、世の中の一方の見方を代弁している。それに対して、最首さんの答えは、家庭と言う枠での答えであって、世界全体を包んだ回答ではなかった。問いと答えが噛み合っていないと感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items