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れるられる 岩波現代文庫

最相葉月

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006023720
ISBN 10 : 4006023723
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

どうやって生まれるのか。誰に支えられるのか。いつ狂うのか。なぜ絶つのか。本当に聞いているか。誰かを愛しているか。そして見守られる? れる/られる、どちらかに落ちる、その時‥‥。堅実なリサーチと冷静な筆致で信頼あつい著者が、人生の受動と能動が転換する境目を七つの動詞で綴る、連作短篇集的エッセイ。解説=齋藤亜矢

【著者紹介】
最相葉月 : 1963年生まれ。ノンフィクションライター。著書に『星新一一〇〇一話をつくった人』(新潮文庫、大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞ほか)、『証し 日本のキリスト者』(KADOKAWA、キリスト教書店大賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 水色系

    いわた書店一万円選書で選んでもらって以降注目している著者の文庫新刊。生きる・死ぬ/支える・支えられる…そうした「境目」が人と人との関係を隔てることがある。しかし他方で、その「境目」にふれることが、物事を、また自分自身について深く考えるきっかけになることがある。なんと重要な視点であろうか。

  • いると

    『青いバラ』で出会ってから名前を見かけるたびに手にとってしまうライターさんの、人の受動と能動、対となる言葉とその境界を書いた7本のエッセイ集。200ページもない本ですが中身はずっと厚い。人の話として、著者の話として、書かれた文章は気がつけば本を手に取った私達読者自身の話となっている。そして読む側から考える側に。とてもいい本だ。今読んで思うように何年か経って読み返してもそう思うだろう。友人や知人によかったら読んでみてと勧めたくなる本だった。

  • ジュリア

    納得する部分と、最相さんだからこその対応だと納得

  • nowonme

    「する/される」の境界を取り扱った話だが、タイトルの『れる られる』は両方とも受動じゃないか…と違和感ありありで読んでいたのだが、最後の解説まで読んで(解説でも両方受動態の意味であることに触れている)、生きるというのは圧倒的に受動的要素が強いものであるが、その中でも境界について想いを馳せることで「生きる」という能動の瞬間が生まれるのではないか、そういった希望のあるタイトルなのかなと思った。 文章はさほど好きじゃなかったが、少し本棚に置いておこうと思う。

  • taguchiness

    とても素晴らしいエッセイ。1章の「生む・生まれる」は出生前判定をめぐる生命倫理について考える章であったが、たまたま読む前日にNHKの朝の番組で、障害のある人の家族たちの特集を見たこともあってか、とても考えさせられた。子どもを抱きしめて「元気に生まれてきてくれてよかった」と思ってしまうその裏側に、自分も命を選別したり、誰かの人生を不幸と規定する態度が隠れていることに気づかされる。全部引き連れて悩んでいきたい

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