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おかめひょっとこ

最上一平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784774323701
ISBN 10 : 4774323705
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「私は日本一のしあわせ者だと思います。」
貧しい村にうまれ、波乱万丈の人生を送ってきた主人公みね。米寿を迎えた時に、笑顔でそう語った彼女の強さとは何か?

貧しい村には、昔から鬼が現れるとされ、天災や病気、飢えなどといった脅威を村人へもたらす。そんな恐ろしい鬼が、夫の勇助が住むさらに山奥の貧しい村へと嫁入りしたみねの前にもたびたび現れるようになった。
みねが苦しい時には、両親がはじめて自分のために作ってくれた「おかめ」「ひょっとこ」のお面を取り出してみる。母ちゃん・父ちゃんの顔を思い出しては、元気をもらっていた。
夫婦でどれだけ働いても暮らしは楽にならないのだが、五人の子どもとともに日々生活を送っていくのであった。
そして、勇助が五十七歳になったとき、みねの前には最も恐ろしい鬼が現れることとなる――。

困難を乗り越え、前向きに生きることができる人間のつよさを、最上一平さんの、読者によっていろいろな捉えかたや感じかたができる余韻のある文章と、細やかな絵の中に迫力を感じさせる陣崎草子さんの絵が子どもたちへ語りかける絵本です。

[著者紹介]
1957年、山形県生まれ。『銀のうさぎ』(新日本出版社)で第18回日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(新日本出版社)で第41回日本児童文学者協会賞、第19回新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(岩崎書店)で第21回ひろすけ童話賞受賞。主な作品は、絵本に、『黄金の夏休み』(文溪堂)、『千年もみじ』(新日本出版社)、読み物に『ともだちのはじまり』(ポプラ社)、『ユッキーとともに』(佼成出版社)など多数。

1977年、大阪府生まれ。大阪教育大学芸術専攻美術科を卒業。絵本や小説、短歌などを中心に活動中。「草の上で愛を」(講談社)で第50回講談社児童文学新人賞佳作受賞。主な作品は、絵本に『おむかえワニさん』(文溪堂)、小説に『片目の青』(講談社)、第一歌集に『春戦争』(書肆侃侃房)など。

【著者紹介】
最上一平 : 1957年、山形県生まれ。『銀のうさぎ』(新日本出版社)で第18回日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(新日本出版社)で第41回日本児童文学者協会賞、第19回新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(岩崎書店)で第21回ひろすけ童話賞受賞

陣崎草子 : 1977年、大阪府生まれ。大阪教育大学芸術専攻美術科を卒業。絵本や小説、短歌などを中心に活動中。『草の上で愛を』(講談社)で第50回講談社児童文学新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • リリー・ラッシュ

    二度読みました。一度目はみねの苦労の重さに胸が苦しくなり、二度目、読み終えると胸が熱くなり涙が…。親からもらった愛情をしっかり胸に抱き、どんな時も笑顔を忘れない。苦労の多い人生を送ったみねにとって、両親からもらったおかめとひょっとこのおめん、そして笑顔が大切なお守りのように思えました。私もいつか最後のみねのような台詞を言える人生を送りたい。笑っていよう…。

  • ヒラP@ehon.gohon

    絵本大好き仲間に紹介しました。 どこかで読み聞かせしたいのですが、絵の怖さが気になって、なかなか実現できません。仲間からは、高齢者対象ならば大丈夫と言われたのですが…

  • ヒラP@ehon.gohon

    おもちゃ図書館で読み聞かせしました。大人の読み聞かせ。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    貧しい村にも、そこに住むみねにも、そばにいる鬼。貧しさにめげず必死で生き、子育てをしたみね。親からもらった初めての持ち物(お面)を大事に生き抜くみねの姿に目頭が熱くなりました。いつしか鬼は消え、幸せがすぐそばに。

  • ヒラP@ehon.gohon

    貧乏という鬼、飢餓という鬼、悲しみという鬼、様々な鬼に苦しめられてきた生活に堪えられたのは、両親が作ってくれたおかめとひょっとこのお面でした。お面の泣き笑いがとても切なくて、米寿の祝いでみねが語る挨拶には涙腺が弛んでしまいました。

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