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新幹線50年の技術史 ブルーバックス

曽根悟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062578639
ISBN 10 : 4062578638
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
曽根悟 ,  

Content Description

1964年に誕生した新幹線は、大量の高速輸送を安定に実現するために、重量オーバー対策での線路の作り直し、ダイヤの改訂など、さまざま試行錯誤を繰り返してきた。開発された技術が海外に大きな影響を及ぼした一方で夜行列車や貨物新幹線など、実現しなかった構想もある。本書では、新幹線50年の歩みを技術中心に振り返り、整備新幹線やリニアなどの将来像を展望する。新幹線と人生を共にした筆者による渾身作。

目次 : 第1章 高速鉄道の元祖/ 第2章 新幹線の建設と開業/ 第3章 JR発足と速度記録への挑戦/ 第4章 列車ダイヤとサービスの変遷/ 第5章 リニア中央新幹線の建設/ 第6章 世界的に見た新幹線の技術/ 第7章 新幹線の近未来像

【著者紹介】
曽根悟 : 東京大学名誉教授。1939年東京都生まれ、1962年東京大学工学部電気工学科卒、東京大学助教授、東京大学教授、工学院大学教授を経て、現在、同大学特任教授、同大学の鉄道講座を主宰。2005年から8年間、JR西日本の社外取締役を務める。内外の鉄道雑誌への寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • WATA

    「新幹線50年の技術史」というタイトルのわりには、技術の歴史に関する記述が少なくて残念。高速鉄道の歴史について書かれているのは前半だけ。後半は新幹線とリニアの問題点を指摘する内容になっている。また前半の内容も、海外の高速車両の紹介や、新幹線の運用面の話題(ダイヤ編成の話や国鉄ストの話)が混じっており、純粋な「新幹線の技術史」の内容はさらに少なく、全体の1/4ぐらいしかない。個人的には少し期待はずれだった1冊。

  • calaf

    新幹線の安全神話は幸運に助けられたものという話は聞いた事がありますが、それ以外にもいろいろな問題点が山積の状態なのですねぇ...日本の新幹線は世界に誇れる高速鉄道というのは確かではあるものの、あくまで一面から見た評価に過ぎないようです。パッケージ売りなんて相手国も自国(日本)も損をする状態なのだなぁというのが良くわかります。

  • C-biscuit

    新幹線の歴史を技術の変遷で振り返る本である。個人的には、細かな技術ではなく、インフラのような大きな視点で書かれているように感じた。特に、在来線への接続ニーズや車内サービスなどにも切り込む内容は特徴的である。興味深かったのは諸外国との比較である。新幹線やリニアを輸出しようとしている日本において、優位性や不利になる部分なども感じることができた。特にフランスTGVとの速度競争が思い出された。0系から順に車両の紹介もあるが、少ないのが、少し残念な部分でもある。特に500系もたったの1ページなのが寂しい。そんな本。

  • 牧神の午後

    技術には科学技術だけではなく運用技術も含まれてます。また単なる歴史だけではなく、現在の技術面での評価や今後の改善に向けた取組み、海外への技術輸出の可能性などにも触れていて、かなり盛り沢山。後書きから読む派の著者らしく、後書きに興味を引くエッセンスをちりばめているのが流石(笑)。個人的な白眉は、パッケージ輸出に対する「輸入側のニーズを見ていない」という指摘。変に囲い込みをしようとしても、ユーザニーズと合致していなければ採用されない、というのはITサービスと共通のメンタリティを感じました。

  • Hyos(元jpn1024)

    まだ自分が生まれていない頃に民営化に至った国鉄. その根本的原因はパンタグラフや電車線を管轄する部局が異なり,そのために全体的な電車の特性を充実させることができなかったためである(タテワリ組織の弊害)ということを確認した. 新幹線の集電装置による騒音問題について: 民鉄の列車の中にはほとんど無音のものがあるが,これは摺板がカーボン製であるためとのこと. これを新幹線に適用しようという研究もあるが,脆さや摩耗の激しさがネックとなっているようだ. また時間を設けて再読したい.

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