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絵本夢の江戸歌舞伎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001106480
ISBN 10 : 4001106485
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸時代、歌舞伎は人々の夢の世界でした。観客は、芸と技術にかける役者や裏方と一体になって舞台を盛り上げ、どよめく祭りのよろこびをともにしたのです。華やかで細密な絵で、中村座の興行のすべてを再現しました。江戸の人たちにまじって、ゆったりと歌舞伎全盛の舞台をご体験下さい.巻末に、解説と絵注を付けました。

【著者紹介】
服部幸雄 : 1932年愛知県に生まれる。現在千葉大学名誉教授

一ノ関圭 : 1950年秋田県に生まれる。現在、漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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漫画家の一ノ関圭と歌舞伎研究家の服部幸雄...

投稿日:2021/03/17 (水)

漫画家の一ノ関圭と歌舞伎研究家の服部幸雄により、8年もの歳月をかけて作られた絵本。 隅から隅まで描き込まれた緻密な絵は、膨大な取材の成果を伺わせます。 24ページにも渡る解説と絵の注も読み応えがあり、歌舞伎や江戸の風俗に興味がある人には強くお勧めしたい一冊。

哲 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • もんらっしぇ

    【再読】話題作『木挽町のあだ討ち』https://bookmeter.com/books/20499027 を読みつつ、参考文献として引っ張り出しましたが…「一粒で二度おいしい」じゃない、「一挙両得」「一石二鳥」ちょっと違う? お江戸の華、大歌舞伎の世界が眼前に現れ、作品のイメージを大いに膨らませることが出来ました(^^)/

  • がらくたどん

    江戸歌舞伎の研究者と気鋭の漫画家が実際に歌舞伎に通い資料を紐解き8年の歳月をかけて完成させた岩波の気合を感じる歴史絵本。歌舞伎絵本というと演目を噛み砕いて紹介するものは多いがこれは江戸の「中村座」の顔見世興行を舟入から初日の熱気そのままに千秋楽の様子までを細密に絵解きしたまさに歌舞伎が魅せた夢の後先が肌で感じられるユニークさ。どのページもヒトひと人。舞台の上も裏も表も客席もなんなら小屋の外だって。扉を開くと鄙びた里の囲炉裏に当たる少年独り。戯作者に弟子入りして初めて興行に随行した彼を追いかけさあ小屋内へ!

  • ♪みどりpiyopiyo♪

    役者と裏方と観客が一体となって作る、どよめく祭の興奮。江戸時代,歌舞伎は人々の夢の世界でした。■おもしろかったー♪ 多くの文献や資料から「江戸歌舞伎」を復元した絵解き本です。華やかで細密な絵で、江戸後期、歌舞伎全盛期の中村座での顔見世興行の全てを再現しています。一ノ関圭さん渾身の描きこみ、すごい情報量! 芝居小屋の内部と、幻の舞台の裏表。立体的な構図が臨場感あふれてます■後半は 丁寧な解説と注釈が楽しめます。めくるめく江戸歌舞伎の世界を、江戸の人たちにまじってゆったりと楽しみました♪ (2001年)

  • 天の川

    一ノ関圭さんの絵が圧巻。江戸時代、作者見習の少年が見た歌舞伎の世界。現代では、ちょっと取り澄ました伝統芸能と化した歌舞伎だけれど、娯楽の少ないこの時代の歌舞伎は庶民が熱狂する最先端の芸能だった。作り手も見る側も熱気に包まれ、無我夢中になる。道具作り、楽屋、仕掛けの工夫…細密に描かれたその絵に圧倒される。「歴史を旅する絵本」シリーズは後ろの解説が本当に密度が濃い!著者と画家と編集者の熱意が怒涛の如く押し寄せてくる感じがする。毎回思うことだけれど、シリーズが途中で終わってしまったことが本当に惜しい。⇒

  • 姉勤

    絵本と銘打ってますが、大人も楽しめる、否、大人が楽しめる本書。歌舞伎の舞台表から舞台裏。精緻に考証を重ねた大判見開きの水彩画。華美な衣装と意匠。同じ貌がひとつとない、客と役者の表情。酸欠になりそうな熱気が伝わってくる、升席。今にも落っこちそうな、二階の桟敷。工夫と贅を尽くした趣向と演出。非日常を味わうために傾ける、江戸人の非常なエネルギー。これだけ娯楽があふれた現代で、歌舞伎が生き残るわけを垣間見る。巻末に解説と絵の注釈と用語集。見るたびに新しい発見がある、ぜひ手元に。

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