Books

気候と人間の歴史・入門 中世から現代まで

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894346994
ISBN 10 : 4894346990
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan

Content Description

気候の歴史はどのようにして生まれたのか。「気象」条件は、フランス革命の勃発に何らかの役割を果たしたか…。「気候と人間の歴史」をめぐる32の質問に、アナール派の重鎮が明快に答える画期的入門書。

【著者紹介】
稲垣文雄 : 1949年東京生まれ。1974年東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。1977年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。1982年パリ第八大学博士課程満期退学。現在、長岡技術科学大学語学センター教授

エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ : 1929年生まれ。アナール派の代表的な歴史学者。名門のリセ、アンリ四世校をおえたのち、高等師範学校に進んで歴史学を学ぶ。1955年南フランスのモンペリエ大学に赴任し、近世、近代フランス史を研究、講義。1973年、コレージュ・ド・フランスに迎えられ、現在、同名誉教授、フランス学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 紙狸

    2009年刊行の訳書。『気候と人間の歴史』という大著の入門編。「地球温暖化」について考える参考に、という動機で読んだ。過去数百年の欧州について概観を得ることができた。1300-1860年は「小氷期」と呼ばれ、比較的寒冷な期間だったという。欧州は、寒い時期に世界をリードする勢力として台頭してきた訳か・・・。英国で温度計による系列的な観測が始まったのは1659年だとある。当然ながら、近代科学に基づく記録は欧州が先行していた。訳者作成の年表・地図が役立つ。

  • 渡邊利道

    『モンタイユー』の人が書いた気候の歴史学の入門書。32の質問に応える簡潔な形式で、著者の気候歴史学の概要を伝える。基本相関関係からいくつかの仮説を立てるもので、とにかく安易な因果的結論づけをかたっぱしから否定するので素っ気なさがすごいが、著者の定義する厳冬とか小氷期とか温暖化とかがどういうことなのかがよくわかる。気候というのはほんの少しの変動で人間に決定的な影響を与え、かつその影響がどういうものかを理解するのは複雑すぎて非常に難しいということがわかる。

  • キミ兄

    アナール学派の観点から景気変動や騒乱と気象の関係を綴っているが、相関があるのかないのかはっきりしない。☆☆。

  • Sho

    研究者らしい慎重な語り口ながら、気候とその時代への影響についての描写は示唆に富む。そして、地球の再温暖の流れにおいて人の寄与はやはり大きいのだろうか。

  • 惰性人

    中世以降の気候変動がヨーロッパの歴史に及ぼした影響を考察しています。フランスの歴史を知らないと分からないことばかり。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items