大正美人伝 林きむ子の生涯 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167421038
ISBN 10 : 4167421038
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,315p

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読書メーターレビュー

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  • キムチ さん

    今見ている「150年前・・」急に再読したくなった。この方、日本3代美人と言われ、当然の如く世の中の激流を力強く泳ぎ切った。生母は竹本義太夫の名手、甥は藤田まこと。森さんの筆はすっきり好み、客観的描写で私はかなりの好み。べたつく事ない筆致でキム子さんの生涯を興味深く教えてくれる。やはり写真でその人を見ると背後に見えてくる世界が輻輳出来る。6人の子供を持ちながら、夫は狂死。後、9歳下の詩人と再婚。子孫の方々も種々のジャンルで活躍。それにしてもこの瓜実とくっきりした目元。整形とコスメの時代から見れば何と美しい!

  • tom さん

    題名が気になり借りてくる。書中では、美人・美人と繰り返されるが、林きむ子の顔写真は、表紙にあるだけ。どのくらいの美人なのか、私にはいまいち不明。男と女では、美人の基準も見え方も違うしなあとも思う。そんなことより、きむ子は、義太夫語りの子に生まれ、料亭の養女として育つ。芸者になることを期待されて芸事を教えられるが、富豪の代議士と結婚。後年には踊りの師匠として高い評価を受ける。彼女の周りには著名人が並び、頭山満まで登場する。豪勢な人間関係に驚き、私の周りには見当たらない人ばかりだと、妙な感慨を持って読了。

  • 槙 さん

    大正三美人に数えられる林きむ子の評伝。あの偏屈そうな森茉莉に感心される美貌とはいえ、大正三美人と書き立て、プライバシーに踏み込み、余計なお世話をやく、という現代にも残る有名人とマスコミと大衆との不幸な関係は大正時代には既に始まってたのねとあきれる思い。きむ子さんは等身大というか自分にできることをやって、実物以上に盛ったりしない人という印象でとても好感をもった。

  • 駄目男 さん

    なるほど、写真を見ると美貌だけではなく品性と知性にも恵まれていたことが偲ばれる。しかしそれにしても世間が絶賛するほどの美人と言われれば一度見てみたいのいが人情というもの。 動画などはないものだろうか。 ただ美人と言われるだけではなく芸事に関しては人一倍厳しい女性だったらしく明治女の意気地を見せられるような印象を持った。

  • コノヒト さん

    美人の基準も時代によって変わるものだろうけど、この表紙カバーの写真を見れば現代平成の世においても、きっと美人。夫となる林柳波という詩人の名前は初めて聞いたのだけれども、「海は広いな大きいな」や「おうまの親子は仲よしこよし」といった童謡の作詞者だというので、びっくりした次第。

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