ぼくと1ルピーの神様 ランダムハウス講談社文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784270102770
ISBN 10 : 4270102772
フォーマット
発行年月
2009年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,461p

商品説明

話題の映画『スラムドッグ$ミリオネア』原作、待望の文庫化!

学校にも通わなかった。
本も読まなかった。
でも確かに、
ぼくは「答え」を知っていた。

クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。警察は、孤児で教養のない少年が難問に答えられるはずがないと、インチキの容疑で逮捕する。しかし、奇蹟には理由があった――

殺人、強奪、孤児虐待・・・ずっと孤独に生きてきた少年が、インドの貧しい生活の中で死と隣あわせになって目にしてきたもの。それは、偶然にもクイズの答えでもあり、他に選びようのなかった、たった一つの人生の答え。

幸運を呼ぶ1枚のコインだけを頼りに生きてきた孤児の、残酷だけど優しさに満ちた物語。

内容詳細

クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。警察は、孤児で教養のない少年が難問に答えられるはずがないと、不正の容疑で逮捕する。しかし奇蹟には理由があった―殺人、強奪、幼児虐待…インドの貧しい生活のなかで、少年が死と隣あわせで目にしてきたもの。それは、偶然にもクイズの答えであり、他に選びようのなかった、たった一つの人生の答えだった。話題の映画『スラムドッグ$ミリオネア』原作、待望の文庫化。

【著者紹介】
ヴィカス・スワラップ : インド北部ウッタル・プラデーシュ州生まれ。弁護士の家庭に育つ。アラハバード大学で歴史学、心理学、哲学を学んだ後、外交官となり、トルコ、アメリカ、エチオピア、イギリスに赴任。現在は南アフリカのプレトニアに赴任中。デビュー作『ぼくと1ルピーの神様』は37ヵ国語に翻訳され、全世界で絶賛された。ダニー・ボイル監督によって映画化され、ゴールデン・グローブ賞を初めとして、50以上の映画賞を受賞し話題に

子安亜弥 : 南山大学外国語学部英米学科卒。アメリア新人翻訳家コンテスト最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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インド出張が決まり、インド関係の本を読ん...

投稿日:2021/04/14 (水)

インド出張が決まり、インド関係の本を読んでいた時に、小説も読んでみようと思い手に取った。映画化もされていたし。クイズ番組を通して、過酷な少年の人生が描かれており、スリリングで面白かった。ちょっと画一的かつ出来過ぎな気もしないでもないが、インド入門編としてはよいかも。

いえつん さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    【原書】映画化もされた作品らしいが、予備知識ゼロにて読み始める。次々とパズルピースをはめ込んでいく方式。最後にはあれもこれも、伏線が見事に回収される。主人公ラムの壮絶な人生、最後まで忘れない他人を思いやる気持ちに泣かされる。原作が素晴らしかったので、映像はもういいや(笑)

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    映画「スラムドッグ・ミリオネア」の原作。やっと読むことができました。テレビのクイズ番組で全問正解し、10億ルピーもの高額賞金を獲得した少年ラムを待っていたのは不正疑惑。教養の無い彼が何故全て答えることができたのか?孤児として最下層の生活を送ってきた彼が語るこれまでの人生。殺人、幼児虐待、窃盗、インドのスラム街での貧しい生活の中で少年が目にしてきたもの。そして最後のドンデン返し。これはお見事。こういうの好きだなぁ。エンタメとしても面白かったです。文句なし通算100冊目の五つ星出ました!★★★★★

  • しいたけ さん

    クイズ番組で少年が答え正解した13の問題。史上最高額の賞金を手にするはずが、孤児で教養のない少年は不正の容疑をかけられ逮捕される。何故少年は答えを知っていたのかが解き明かされる。インドでの孤児の扱いの酷さ、社会の歪みは、以前読んだ『ライオン』で描かれていたものと悲しいことに符合する。悲惨な経験を、流されることなく人生の答えとして血肉に変えた少年の聡明さ。泥に浸りなお美しく咲くその健気な強さに、神は10億ルピー以上の奇跡を授ける。ラストの種明かしに嬉しくなる。人を思う勇気が報われる温かさ。

  • ゆいまある さん

    映画スラムドッグミリオネアは好き過ぎて2回見た。37カ国で出版されたその原作。絶版になってるのは残念。映画はクイズミリオネアそのままだし、アミターブ・バッチャン本人登場するし、設定もかなり違う。でもインドの超絶格差社会で辛酸を舐めてきたスラム育ちの孤児がクイズ番組で優勝して、一気に大金を手にする爽快さ、真面目に生きてたらたまたま成功していく奇想天外な人生の面白さはそのまま。誠実に生きてきた人が最後に幸せになるのは、映画フォレストガンプ的で、惹き付けられる話でした。みんなに読んでもらいたい、おすすめ。

  • 財布にジャック さん

    映画「スラムドッグ$ミリオネア」はだいぶ前に録画してありますが、その映画を観る前に原作を読んでみました。訳が自然なのですらすらと読める上に、主人公のドラマチックな人生に惹きつけられて物語に没頭してしまい、危うく電車を乗り越しそうになりました。インドが舞台ということも興味深いですし、悲惨なはずなのに何故かユーモアさえ感じられるこの小説は、独特な魅力があります。しかし、あまりにも出来すぎているので現実味には欠けますが、そこのところを差し引いてもお勧めしたくなります。

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