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21世紀版少年少女日本文学館 3

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062826532
ISBN 10 : 4062826534
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文豪たちの香り高い文章を味わえる明治の傑作短編を収録した、児童向け日本文学全集の決定版。本巻には、島崎藤村の「ふるさと」、国木田独歩の「鹿狩」、伊藤左千夫の「野菊の墓」など、全5編を収録。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shoko

    図書館。島崎藤村「ふるさと」「伸び支度」、国木田独歩「鹿狩」「忘れえぬ人々」、伊藤左千夫「野菊の墓」収録。国木田独歩「忘れえぬ人々」のみ、宮本輝編の短編集で読んだことがあった。二度目でも、終わり方の暗示的な感じが何を示すのか分からない・・。色々と解釈のある物語のようですね。「ふるさと」は父親が子供らに語り聞かせる故郷 木曽の村の様子がまぶたに浮かび、その優しい声まで聞こえてきそう。見たことがない風景、風物なのに、ノスタルジーを感じました。挿絵がまた、雰囲気に合っていて素敵でした。

  • ヒラP@ehon.gohon

    「野菊の墓」を読みたくて手に取りました。 島崎藤村の「ふるさと」は初めてですが、昭和生まれの私でも、かすかにしかイメージできない懐かしい叙情風景にしみじみと祖先の時代を思い起こしました。 今の若い人には別世界ですね。 藤村の優しさと厳しさを感じました。 国木田独歩は、おまけのように読んでしまいましたが、独歩の角張った性格を感じました。

  • まげりん

    中2三女が「お母さんすごく良いから読んで!」と言われて「野菊の墓」だけ読む。。母は口聞けないほどメンタルやられたよ。こんな悲しい結末があって良いものか。何で?どうして?としか言えない時代背景。お母さんの支離滅裂とも言える行動は分かるんだ。世間体悪いけど、2人が大事で思い合う気持ちもわかる。お姉さんもいろいろ言うし、やっぱり世間体が…と言う気持ちもわからないこともないけど、あまりに酷い結末…個人が大事にされない時代って…(涙)それにしても美しい文章だ。他のもおいおい読みたいです。

  • たつや

    図書館で借りてますが、このシリーズは間違いありませんね。島崎藤村の「ふるさと」伊藤左千夫の「野菊の墓」だけでも読み応え十分ですが、国木田独歩の世界もタイムマシーンに乗ったように古き良き時代の日本を魅せてくれます、どれも短い作品ですが、深みがあり、素晴しい。

  • omasa

    「野菊の墓」Aさんのおすすめで。ラジオで朗読していて、読みたくなったのだそう。確かに朗読で聞いたらいいだろうな。心の繊細な描写、のどかな山村の風景の描写、ひとつひとつの言葉から映像がたってくる。ヤバいを連発し、スマホでスタンプを送る現代とは、住む星が違うくらいの違いだ。しとやかで奥ゆかしくて、思っていることの半分も口にしないが、心の中にこんな情熱的な思いがあったこと、それが丁寧に丁寧に書かれている。悲しい結末だが、もっと何とかできただろうという怒りも感じるが、それでも爽やかな読後感。

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