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世界一シンプルな進化論講義 生命・ヒト・生物--進化をめぐる6つの問い ブルーバックス

更科功

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065382929
ISBN 10 : 4065382920
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
更科功 ,  

Content Description

進化とは何か?

生命の誕生から38億年の中で、微生物からヒトへの間に何が起きたのか?
ダーウィニズム、自然淘汰、生物における進化、遺伝子、生命現象、そして、ヒトとは何か
6つのキーワードから楽しく解説していきます。

【著者紹介】
更科功 : 1961年生まれ。武蔵野美術大学教授。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。科学書の執筆でも知られ、『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で科学出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    いつもながら更科先生の見解は明快。特に「進化は進歩ではない」ことを強調し、自然淘汰説以上に重要なダーウィンの主張だと指摘する。さらに、ヒトを系統樹の頂点の特権階級のように思うのは誤りだとの認識もいつも通りで、「様々な生物から進化を考える」という一章を設けて、グッピーから恐竜にいたるまで多様な生物の進化を紹介している。「私はダーウィンを歴史上最も偉大な生物学者だと考えているけれど、だからと言ってダーウィンがすべて正しいわけではない。ダーウィンの言ったことには間違いが山ほどある」という先生のスタンスはフェア。

  • まーくん

    更科功先生は古生物学者。生命の進化に関する一般向け書籍を多く執筆されている。大変わかり易く、広い視野で興味深い切り口で解説してくれるので愛読させていただいている。本書は先生の最新刊。ダーウィンの『種の起源』をめぐり、それが如何に受け入れらて行ったか?偉大なダーウィンの「間違い」にも言及。もっとも曲解された主張「自然淘汰」とはなにか?性淘汰と自然淘汰の関係、遺伝子からみた進化論、全生物の「共通祖先」は?生命40億年の進化をやり直しても人類は誕生するか?など、一足突っ込んだ内容について現代の視点から考察。⇒

  • tamami

    著者の本はこれまでにも何冊か手にしていて、進化に関して、最新の知見を得ることが少なくなかった。本書も、ミトコンドリアイブ仮説、ダーウィニズムとネオダーウィニズム、ミッシングリンクの探索、地上最初の生命と共通祖先等々、トリビア的な部分も含めて、既有の知識を更新させられる。ブルーバックスというレーベルの故か、理解に難しい部分もあったが、著者が要約する結論的な部分を記憶にとどめるだけでも意味はあるかもしれない。進化という、地球上で一回しか起こらなかった現象に対して、様々な仮説を提示、推論していく手法は興味深い。

  • クリママ

    「シンプルな」とあるが、なんとなく知っている程度の私には決してシンプルでなかった。一般的にはこんなふうに理解されているが、そうではないという切り口で始まり、自然淘汰の解釈など、興味深い内容。「道草は進化にとって重要である。目的に向かって一直線に進むような進化だけは、生物の複雑で素晴らしい構造はできない。」「化石として残らなかった生物はたくさんいる。…それらの生物は名を残さずとも確かに地球に生きていた。そして地球の生物や環境に何らかの影響を与えてきた。」直線ではない樹形図の意味を知り、有意義な読書となった。

  • ta_chanko

    進化を起こす4つのメカニズム=@遺伝的浮動A自然淘汰B遺伝子交流C突然変異。性淘汰も自然淘汰の1つ。生存に不利であっても、生殖に有利であればその特徴をもつ個体が多く残される。潜性遺伝子は自然淘汰によっても残り続ける。地上に棲む生物が進化によって翼を獲得することは困難。中途半端な翼は歩行の邪魔だし、発達させるためのエネルギーも無駄。卵の保温・性的アピールなど、他の目的のために発達したものが偶然、飛行能力をもつ翼へと進化した可能性が高い。つまり進化は偶然。何がどう作用するか、吉と出るか凶と出るかは分からない。

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