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キノの旅 the Beautiful World XV 電撃文庫

時雨沢恵一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048709620
ISBN 10 : 4048709623
フォーマット
発行年月
2011年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,284p

商品説明

誰だって、悪いことはしない。
誰だって、何が悪いかは自分で決めている。

 キノとエルメスは、西に向かって走っていました。大地がほとんど岩なので、舗装道路並みに固いです。段差もなく、どこを走っても道になります。キノは快適にエルメスを走らせ、そして次に進路を塞ぐサボテンをゆったりと避けながら、「もともとは、師匠から聞いた話なんだ」 「じゃあ、結構前の話だね」 エルメスが言って、キノは頷きました。「だね。師匠はこう言っていた──“とてもとても美しい廃墟があった。岩山の麓に石で作られた国があって、泉から引かれた綺麗な水がまだ水路を流れていた。今でも何万人もが住めそうなほど綺麗な町だった”って」 「ふーん。全部石組みなら、まだ町が残っているかもね。廃墟になった理由は?」 「師匠は数日滞在して、かなり詳しく調べたらしいけど、不明だったんだって」 ( 「過去のある国」 より)他全10話収録。── 1年ぶりの 『キノの旅』。もちろん黒星紅白描き下ろしによる超素敵なカラー&モノクロイラストも必見!

内容詳細

キノとエルメスは、西に向かって走っていました。大地がほんどん岩なので、舗装道路並みに固いです。段差もなく、どこを走っても道になります。キノは快適にエルメスを走らせ、そして次に進路を塞ぐサボテンをゆったりと避けながら、「もともとは、師匠から聞いた話なんだ」「じゃあ、結構前の話だね」エルメスが言って、キノは頷きました。「だね。師匠はこう言っていた―“とてもとても美しい廃墟があった。岩山の麓に石で作られた国があった、泉から引かれた綺麗な水がまだ水路を流れていた。今にでも何万人もが住めそうなほど綺麗な町だった”って」(第三話「過去のある国」より)他全10話収録。

【著者紹介】
時雨沢恵一 : 1972年生まれ。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    閉じた本のページを開くように、甦る記憶がある。雲の果てで出会った少女、命を救ってくれた武器、雄弁な相棒物言わぬ過去、恩人達へのささやかな恩返し語る物語を国々へ。文化のレベルが一定でなく、隣国との交流も少ないこの世界に、旅人はそれぞれの国の事情を知り人を知り旅を続ける。内政不干渉の旅人が変えた因果がそこにあり、終わる終わりもあれば、終わらない終わりもある。人は残酷で、愚かで、美しくなんかない。だからこそ世界は美しい。さあ、何処までもこの世界を一緒に巡る旅をしよう。そして、いつか旅を語らい、共に笑おう。

  • まりも さん

    誰だって、悪いことはしない。誰だって、何が悪いかは自分で決める。フォトの日々、元奴隷だったフォトの平穏な日々。キノワールドの中では珍しい位に良い国ですね。確かにフォトはすごく運がいい。犯人のいる国、双子だと思ったら三つ子だったのか。程よいミステリー仕掛けのお話でした。戦って死ぬということ、ティーの人を見る能力ってのはすごいな。あとがき、毎度の事だけどあとがきが読んでいて一番落ち着く笑

  • くろり - しろくろりちよ さん

    「We are No Devils.」扉の言葉の英訳が毎回素敵。ケダモノの国…本当のケダモノは誰ですか?/マニアの国…収集家と実用/過去のある国…欲した栄誉贖罪の過去/ジャーナリストの国…死人に口なし/フォトの日々…あの奴隷となって売られた子がまさかの/犯人のいる国…古典双子トリックと時代の遷左/戦って死ぬということa・b…洗脳それは何があっても。キノとエルメスの会話がますます軽快になってるなぁ。また一緒にたくさん旅ができました。

  • Yobata さん

    誰だって、悪いことはしない。 誰だって、何が悪いかは自分で決めている。 -We're No Devils.-「見つけてしまった国」「白い国」「ケダモノの国」「マニアの国」「過去のある国」「フォトの日々」「ジャーナリストの国」「犯人のいる国」「戦って死ぬということ」の10話。「見つけてしまった国」は、白い川が流れる国にこれは温泉だと師匠が教えてあげると…。温泉に砂金だと…どんだけ資源が豊富な土地なんだ。しかしそれだけ資源があっても活用する人間がそのレベルに達してなかっらこのように意味を無くすんだろうね。→

  • よっち さん

    キノとエルメスの旅第十五弾。師匠の判断や行動って、もしかして色んなところで大きな影響を与えてるんじゃ。。。と思わなくもない短編がいくつかありましたが、この巻で一番存在感があったのは「フォトの日々」のフォトとソウ。以前出てきた奴隷とモトラドのコンビですかね。過酷な過去がありながら、その謙虚な姿勢が良かったのか、悲惨なことにならずに普通に写真屋として幸せな生活を遅れるようになって良かったなあとしみじみ。「犯人のいる国」は何か珍しいトリックの話かと思ったら、実は何の変哲もないオチに見せかけて続きがありましたね。

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時雨沢恵一

2000年から作家業の世界に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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