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ISBN 10 : 4830621249
Content Description
【内視鏡医へ向けた自己免疫性胃炎診療の羅針盤!】
自己免疫性胃炎はかつて稀な疾患とされたが,いまや日常診療で頻繁に遭遇する疾患となっている.胃癌や胃神経内分泌腫瘍の合併,自己免疫疾患との関連,ビタミンB12欠乏による神経障害など,多様な課題をはらむ疾患である.診断の進め方,患者への説明,長期フォローアップのあり方など,迷いやすいポイントも多い.
本書は,自己免疫性胃炎診療の実際をわかりやすく整理した本邦初の実践的手引き書.これまでになかった視点を提供し,明日からの診療に直結する解説や症例を収載.実地現場で内視鏡検査を行っている臨床医にとって必携の一冊.
≪主要目次≫
序論
1.日本のAIGの診断基準
2.最初にAIGを診断するコツ
3.本書を読むにあたって
I 総論
Q1 AIGを診断する意義は?
Q2 AIG とStrickland らのA 型胃炎は同じ疾患か?
II 疫学
Q3 本邦でAIGは増えているのか?
―AIG の頻度は,男女差,発症年齢,家族集積性について―
III 病因・病態
Q4 AIGの原因は? その病態は?
−H. pyloriとの関連
Q5 AIG の自然史と病期の概要は?
Q6 多腺性自己免疫症候群とは? AIGとの関連は?
Q7 日本と海外でAIGの特徴は違うのか?
IV 診断
Q8 検診からAIGの拾い上げは可能か?
Q9 AIGを疑うべき臨床的な状況は?
Q10 AIG を疑った場合,確定診断と積極的診断に必要な検査は何か?
Q11 よりよいAIGの病理診断に内視鏡医が注意すべきことは?
−病理医から内視鏡医へのアドバイス−
Q12 AIGの病理診断で注意すべき点は何か? ほか
V 合併症
Q20 AIGで注意すべき合併症は何か?(総論)
Q21 AIGでの胃癌の特徴・合併頻度はどの程度か?
Q22 H. pylori未感染AIGに胃癌は合併するのか? ほか
VI 治療と経過
Q28 AIGの治療目標は何か? AIG症例の経過観察の仕方とは?
Q29 H. pylori陽性のAIGに対して除菌治療は行うべきか?
Q30 AIGでNSAIDsやDOAC を投与する際にPPI/P-CABを併用する必要はあるか?
VII 予後
Q31 AIG の生命予後は?
VIII 症例
症例1 AIGに合併したGAVEの1例
症例2 AIG に発症した亜鉛製剤による胃粘膜傷害の2例
症例3 AIGの経過中に発症した1型糖尿病の1例
症例4 AIG中に発見された好酸球性食道炎の1例
症例5 AIG 診断後,再受診せず約3 年後より急速に進行したSCD を診断し治療により改善した1例
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