ヌードの絵画史 「裸の芸術」黄金期に描かれた女性たち

春燈社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784777823796
ISBN 10 : 4777823792
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
追加情報
:
141p;22

内容詳細

西洋絵画において、ヌード絵画は15世紀以降、数多く描かれてきました。そして、キリスト教による裸婦像禁忌の時代、肉体美を探求したルネッサンス、写実的なバロック、優美なロココの時代を経て、19世紀以降、ヌード絵画は黄金期を迎えることになります。
本書では、総花的に様々な時代のヌード絵画を掲載するのではなく、19世紀から20世紀半ばの新古典派、ロマン派、自然派、写実派、印象派、フォーヴィズム、キュビズム、表現派、シュルレアリスムなど、多彩な芸術が開花した時代に光を当て、さまざまなアーティストが表現したヌード芸術の魅惑の世界を、余すところなく紹介していきます。


※本企画は、2014年8月刊行の綜合ムック『美しきヌード絵画の世界』を再編集したものになります。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら さん

    一般的に「美しい」と感じられるヌードが紹介されています。個人的に好みなのは裸体に意味がある絵画です。クールベの「世界の起源」が与える力は、21世紀になっても不変だと思う。

  • 双海(ふたみ) さん

    裸体像(ヌード)とは、ただの裸体(ネイキッド)ではない。画家によって再構成され、均整のとれた理想的な肉体のイメージ、それがヌードである。西洋絵画において、ヌード絵画は15世紀以降、数多く描かれてきた。そして、肉体美を探求したルネッサンス、写実的なバロック、優美なロココの時代を経て、19世紀以降、ヌード絵画は黄金期を迎えることになる。

  • キリル さん

    19世紀から20世紀の絵画史をヌードアートの視点からたどっていく本。官能性に目が行きがちな裸婦像が体制側の走狗となり果てた当時の主流美術へのアンチテーゼにもなっていたのは面白いところです。写真のような精彩な絵画もありびっくりしました。初めてクールベを見た時の衝撃は忘れられませんが、一部着衣を残すことで生じる官能性に気づいているクールベ先生の前衛性には頭が下がります。ルノワールのやわらかい色合いはやはり好みですし、この本で初めて知ったブクローも好みの感じっぽいので美術館で作品を見てみたいなぁと思いました。

  • kaz さん

    当たり前ではあるが、画家によってヌードのタッチ、描き方が全然異なるのが面白い。

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