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コンニャク屋漂流記

星野博美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163742601
ISBN 10 : 4163742603
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan

Content Description

先祖は江戸時代に和歌山から千葉へ逃げてきた漁師で、屋号はなぜか「コンニャク屋」…。祖父が遺した手記を手がかりに、ルーツ探しの旅が始まる。家族や血族の意味を静かに問い直す感動のノンフィクション。

【著者紹介】
星野博美 : 1966年東京都生まれ。作家、写真家。大学卒業後、会社員、写真家・橋口譲二氏のアシスタントを経てフリーに。2001年『転がる香港に苔は生えない』で第32回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • わんこのしっぽ

    自分のルーツは?ご先祖様を遡って自分をを再確認する旅。千葉の外房から紀州和歌山。明治から江戸初期まで結構遡れるものだと感心し、そして出てくる人達の人柄が大らかで読んでいて飽きません。

  • 更夜

    3年かけて、自分の祖先探しをするノンフィクション。祖父が東京、戸越で部品工場に勤める前の祖先は、千葉の外房の岩和田という所の漁師たち 。さらにさかのぼると紀州(和歌山)からの漁師たち。星野博美さんの本は、いいかげんとか上っ面を嫌うような気がします。香港返還を知りたかったら前後一年間香港に住んでしまうとか。この自分のルーツ探しも普通の人は、なんとなくですませてしまうところを食らいついていく。そこが星野博美さんらしい、迫り方だと思うのです。

  • びすけっと

    2011年7月刊。初出 本の話。時間をかけて読みました。ご自分のルーツをたどるノンフィクション。海に生きている(きた)人と陸(おか)に上がった人との交差点の戸越・星野家。母の切り盛りがすばらしい。漁村を離れ東京で工場を営んだ祖父の「人を騙すより、騙される方がよっぽどいい」(p.151)と言った生き方がしみます。紀州までたどった時の土地柄の違いもとても興味深かったです。網野善彦さんの歴史の常識を覆すおもしろさを個人の実例に当てはめた感が本書にはありました。地縁血縁が薄れる世、これからどうなる?

  • yooou

    ☆☆☆☆★ チャトウィンの「パタゴニア」のように人の歴史を追う旅は僕の心を掴む。僕らはどこからきたのか?常々自分もそう考えていましたが、それは暇人だからというのも正にその通りでありました。

  • ゴリ

    祖父が残した家族の手記から自分達のルーツを探る旅へ。千葉の房総の漁師たちは紀州から来ていた。大阪から江戸へ歴史が移った動きに合わせて人も動いていたんですよね。私は北海道出身。父親はどんな思いで津軽海峡を渡って来たんだろう。そして祖父は・・そしてその父親は・・。人が亡くなっても、その思い出がある限り歴史は生きている。震災、人災によってたくさんの命が失われた時だからこそ、今いる自分達の歴史を語ることが大切と気づかせてくれた一冊。

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