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「科学的」は武器になる 世界を生き抜くための思考法

早野龍五

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103538615
ISBN 10 : 4103538619
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スイスを拠点に「反物質」の研究を行ってきた物理学者は、2011年の福島第一原発事故以降、Twitterでの独自の情報分析によってまたたく間に人びとに知られる存在となる。最先端の研究と、一般の人びとへの発信。一見、両極に位置するかに見えるこれらの活動を貫いていたのは、「科学的思考」という軸だった。世界的な科学者はなぜ研究室を飛び出し、世間を奔走することになったのか?そして東大退職後、「ほぼ日」に入社した彼は、どのように科学的思考をビジネスに活かしているのか。あらゆる出来事について流言やフェイクニュースが飛び交う不安な時代に、これからの世界を生き抜くための「思考の羅針盤」とは―。

目次 : はじめに 科学という羅針盤/ 第1章 世界への扉―松本/ 第2章 「自分でやる」を叶える土台―アメリカ‐カナダ/ 第3章 人がやらないことを見つける―つくば/ 第4章 枠の外からエサを狙う生き方―ジュネーヴ/ 第5章 社会のための科学者―福島/ 第6章 科学者の「仕事」―東京/ おわりに ぶれない軸で世界を歩め

【著者紹介】
早野龍五 : 物理学者。1952年生まれ。東京大学名誉教授、スズキ・メソード会長、株式会社ほぼ日サイエンスフェロー。東京大学理学部物理学科、同大学院理学系研究科修了(理学博士・物理学)。スイスにある世界最大の物理学実験施設CERN(欧州原子核研究機構)を拠点に「反物質」の研究を行い、1998年井上学術賞、2008年仁科記念賞、2009年中日文化賞を受賞。2011年3月以降、福島第一原子力発電所事故に関してTwitterから現状分析と情報発信を行い、福島の放射線調査に大きな役割を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんとまん1007

    科学的にという意味を考える。先に読んだ本で、早野先生を知り、この本にたどり着いた。重なる部分もあるが、ものの考え方、取り組み方など刺激になる点が多い。事実に立脚する、それも、多様な情報を集め、そこから傾向を導きだす、中長期の継続からあとを追う。その根本にある先生の思考性や視座がいい。何か面白そうだからやる・・この姿勢だと思う。とかく、実利的と言われる応用科学ばかり推奨され、その前提となる基礎科学が蔑ろにされるこの国の有り様。それは、形を変えていろいろな所に蔓延っている。それへの警鐘でもある。

  • Mc6ρ助

    『これは社会でも同じです。ちゃんと提案理由をつけた書類を作り、プロジェクトを動かし、結果を説明する。その時に、うまくいったにしろ、いかなかったにしろ、合理的な理由がそこにあるのかどうかが大事なことでしょう。(p113)』著者が羨ましくてしょうがない。もちろん著者のような才能もなく、いわんや努力も足りなかったのは弁解しようもないが、はからずも失われた30年を支えてしまった世代の一人である爺さまは必ずしも合理的な理由に恵まれたわけではなかった。いやほとんど恵まれなかったと言ってよいその先に今の日本がある。

  • turtle

    一流の科学者の考え方の一端を見ることが出来る興味深い本でした。 図書館本だったのですが、気持ち悪くなるくらい煙草臭い本で、落ち着いて読めなかったのが残念。 とにかく早く読了して家から出したい一心でした。 とても良い本だったのに・・・。

  • うみ

    なんてかっこいい生き方だろう。憧れちゃうなあ、こういう人生。

  • りんご

    この本の中で印象的だった言葉は、「アマチュアの心でプロの仕事をする」だ。物事の始めには誰もがアマチュアだから新しいことを始まるのに躊躇する必要はなく、プロとしては仮説を立て、適切な理論のもと実験をし、データをとり、正しいデータか検証して矛盾がないよう説明する。研究がその積み重ねなのは自分自身も経験しているのですごく共感できた。また、面白がる力というのは、自分自身を成長させるだけでなく、周りの人を動かすことにも繋がるとわかった。面白がる力があると主体的に行動でき人生が豊かになると思った。

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