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田中角栄と中曽根康弘

早野透

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620323978
ISBN 10 : 4620323977
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

格差と閉塞感の現在へ戦後保守からの異議申し立て―高等小学校卒の土建業者と東京帝大卒のエリート官僚、陸軍二等兵と海軍主計中尉、親・吉田茂と反・吉田茂、「日本列島改造論」と「戦後政治の総決算」―同じ年に政界デビューしながら対照的な角栄と中曽根だが、二人は知られざる「点」と「線」で結ばれていた。番記者だからこそ知り得たその足跡が、角栄の没後二三年を経て、初めて明かされる。それは格差と閉塞感を生む安倍政権への強烈な異議申し立てでもあるのだ。

目次 : 第1章 今、なぜ角栄が待望されるのか/ 第2章 永遠のライバル、角栄と中曽根の戦後保守論/ 第3章 「国土」の角栄、「国家」の中曽根/ 第4章 田中内閣の落日―ロッキード事件の「点」と「線」/ 第5章 「田中曽根内閣」の誕生と自立/ 第6章 戦後保守の可能性

【著者紹介】
早野透 : 1945(昭和20)年神奈川県生まれ。68年、東大法学部卒業後、朝日新聞社に入社。新潟支局などを経て、政治部次長や編集委員を歴任。退職後、桜美林大教授を務める

松田喬和 : 1945(昭和20)年群馬県生まれ。69年、早稲田大学第一文学部卒業後、毎日新聞社に入社。福島支局などを経て政治部副部長、専門編集委員などを歴任。現在は特別顧問。BS11報道局顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おさむ

    朝日と毎日の二人の元角栄番記者たちによる放談会。ところどころのトリビアネタが面白い。いまの角栄ブームは、@仕事術や生き方がビジネスマンとして学ばれているA格差社会なので、小卒で総理まで上り詰めた人生が共鳴されているB言葉や行動に、いまの政治家にはない庶民性・人情味があるなどと分析。なるほど〜。石原慎太郎のベストセラー「天才」を「新鮮味がない」と酷評。かつて石原は角栄を「日本の恥」と批判していたことにも触れ、「許しがたい変節」とコケおろしにしています笑。慎太郎ってやはりそういう人なんですね〜。

  • サトシ@朝練ファイト

    現在の安倍政権、石原慎太郎評に関しては筆者達と同意見。角栄さんは立花隆じゃなくて「淋しき越山会の女王」の方に参ったんだ。

  • -

    田中角栄と中曽根って同期だったのか。意外。

  • 戦後政治の世界を代表する2人をもっともよく知る2人の記者の対談。政治部記者の功罪も垣間見えた。

  • -

    再読。

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