石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人 双葉文庫

早瀬利之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575714593
ISBN 10 : 4575714593
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
221p;16

内容詳細

稀代の軍略家として知られる石原莞爾将軍。帝國陸軍の異端児だった関東軍作戦参謀は、満州攻略の作戦を立案し、これを遂行した。本書は貴重な史料や関係者へのインタビューを基に、石原莞爾の最晩年ともいえる東京裁判酒田法廷の模様を紹介し、天才・石原莞爾の思想を炙り出したもの。現代日本に石原在れば…と考えずにはいられない。

目次 : 第1章 極東国際軍事裁判「酒田臨時法廷」前夜/ 第2章 関東軍作戦主任参謀・石原莞爾/ 第3章 マッカーサー軍政を堂々と批判/ 第4章 酒田臨時法廷 一日目/ 第5章 ダニガン検事の尋問と石原の反論/ 第6章 酒田臨時法廷 二日目/ 第7章 錦州の爆撃

【著者紹介】
早瀬利之 : 1940年(昭和15年)生まれ。昭和38年鹿児島大卒。石原莞爾研究員。日本ペンクラブ会員。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tadashi_N さん

    自分のプリンシプルを持った人は、権力を媚びない。それを煙たがるのが、日本の組織の弱点。

  • ごへいもち さん

    優れて知的な人だったんだなぁ。病に斃れなければ‥

  • fseigojp さん

    関東軍独走の前例をつくってしまったのが一番

  • メッシ♂ さん

    8月という事もあって戦争物をピックアップ。 学生時代は昭和史に全く興味がなかった事もあり自分の勉強不足なのかもしれませんが石田莞爾という人を初めて知りました。 陸軍軍人であった石原莞爾は満州攻略の作製立案者であった。その天才的策略家は諸外国からも一目を置かれていたが、日本国内からは 余り重用されていなかった。彼曰く太平洋戦争は進め方を間違えなければ勝てはしなかったが負けることも無かったと。 東京裁判で酒田法廷なるものがあったことを初めて知り驚いた。

  • 駄目男 さん

    石原は「何故、自分を戦犯にしない」と息巻いている。「満州事変まで溯るならペルリを呼んで来い」とも。講演の先々で「トルーマンは第一級の戦犯なり」と声高に言っているがGHQでは「石原を法廷に出すと厄介である」という結論で、結果、戦犯としてではなく証人として山形県の酒田に臨時法廷が設けられることになり二日間の証人尋問が行われている。当時、石原は膀胱がんを患っており、リヤカーに乗せられての出廷だった。今回、初めて『石原莞爾選集』から引用された岡本弁護人とダニガン検事からの聴収の全文を読んだが、これが結構面白い。

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人物・団体紹介

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早瀬利之

昭和15年生まれ。昭和38年、鹿児島大卒。上京後、種々の雑誌記者。40歳のとき、雑誌編集長を辞め作家活動に入る。石原莞爾研究家、日本ペンクラブ会員、関東戸山流居合剣道会2代目会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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